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伽藍とバザール - Eric S. Raymond

2003年03月25日 13:58
Eric S. Raymond
山形浩生 YAMAGATA Hiroo 訳 原文の最新版は http://www.tuxedo.org/~esr/writings/cathedral-bazaar/ から入手可能.
翻訳文の最新版は http://cruel.org/freeware/cathedral.html から入手可能.

概要

この論文ではまず、大成功したフリーソフト/オープンソースプロジェクト fetchmail を分析する。 このソフトは、Linux の歴史から導かれる、ソフト工学についての意外な理論を試すという意図で実施されたプロジェクトである。 本論ではその理論を、二種類の根本的にちがった開発スタイルという形で論じている。 一つは FSF やそのまねっ子たちの「伽藍」モデルで、それに対するのが Linux 界の「バザール」モデルだ。 この 2 つのモデルが、ソフトのデバッグ作業の性質に関する、正反対の前提からそれぞれ生じていることを示す。 続いて Linux 体験に基づき、「目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない」という仮説を支持する議論を展開し、利己的エージェントによる自己修正システムとの有益な対比をしてみる。 そしてこの洞察がソフトウェアの未来に対して持つ意味について、いくつか考察を行って結論としている。

目次

  1. 伽藍方式とバザール方式
  2. なにはともあれメールは通せ
  3. ユーザは大事な財産
  4. はやめのリリース、しょっちゅうリリース
  5. バラがバラでないのは?
  6. Popclient から Fetchmail へ
  7. Fetchmail の成長
  8. 続・Fetchmail の教訓
  9. バザール方式の前提条件とは
  10. フリーソフトの社会的な意義
  11. マネジメントとマジノ線について
  12. 謝辞
  13. もっと考えたい人のための文献リスト
  14. エピローグ:Netscapeもバザール方式を受け入れる
  15. 脚注

バージョンと変更履歴

 $Id: cathedral-bazaar.sgml,v 1.40 1998/08/11 20:27:29 esr Exp $

 バージョン1.16: 1997 年 5 月 21 日、Linux Kongress にて発表。

 バージョン1.20: 1997 年 7 月 7 日、文献リストを追加。

 バージョン1.27: 1997 年 11 月 18 日、Perl 会議での逸話を追加。

 バージョン1.29: 1998 年 2 月 9 日、「フリーソフト」を「オープンソース」に変更(「オープンソース」という用語はまだ日本語として普及していないと判断して、翻訳では併記している)。

 バージョン1.31: 1998 年 2 月 10 日、「エピローグ:Netscape もバザール 方式を受け入れる」の章を追加。

 バージョン1.4: 1998 年 7 月 28 日に RMS から強力な意見をもらったのを受けて、Paul Eggartによる GPL vs バザール方式に関する見解を削除。ハロウィーン文書に基づいてブルックスに訂正を加筆。

 バージョン1.44: 1999 年 7 月末に、「マネジメントとマジノ線について」、デザイン空間探求のためのバザールの有用性を追加、エピローグの大幅加筆。

 バージョン1.45: 1999 年 8 月 8 日に、Snafu 原理について、バザール開発(前)史事例、オリジナリティに関する脚注を追加。

 これ以外の変更は、細かい編集上の変更やマークアップの変更を反映 したもの。

(翻訳上のミスについて、高瀬 俊朗 、 山根 信二 、 白田秀彰 、 井上友一 の各氏からご指摘をいただいた。伏して感謝する――訳者記す)


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伽藍方式とバザール方式

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最終更新:2008年04月03日 12:43