反Lindows連合の組織が独自に「Desktop Linux Conference」を開催

Desktop Linux Consortiumは9月4日、2月の組織結成後からは初となる 自組織主催となるデスクトップLinuxのイベント 「Desktop Linux Conference」を11月10日に開催することを発表した。

Desktop Linux Consortiumは元々、 米Lindows.comが主催した Desktop Linux SummitにてLindows.comの宣伝行為があまりにも 行き過ぎることをきっかけとして、 オープンソース・エバンジェリストのBruce Perens氏、Summitの 広報とweb作成等でサポートしていたデスクトップLinux関連の ニュースサイト「 DesktopLinux.com」、 米Hewlett-Packard、米Sun Microsystems等がSummitへの参加を ボイコットした事件が結成への引き金となっている。 Summit開催直前の2月の初旬にSummitをボイコットしたメンバーに加え、 デスクトップ関連の技術を持つベンダーと主要なオープンソース プロジェクトを巻き込んで設立された。構成メンバーは、SuSE、 MandrakeSoft、Lycoris、Xandros、CodeWeavers、Ximianといった ベンダーとOpenOffice.org、KDE、Debian、Samba.orgなど。 デスクトップLinuxを推進するために主要な技術を持つほとんどの ベンダーがDesktop Linux Consortiumに参加している中、その設立経緯と ビジネス手法への懐疑的な見方から、Lindows.comは参加していない。

Desktop Linux Conferenceは、11月10日にボストン大学で開催され、 Lindows.com主催のSummitで基調講演を勤めるはずだった Bruce Perens氏が基調講演を行う。事実上、Lindows.comの宣伝のみに 終始したDesktop Linux Summitに代わって、主要ベンダーとコミュニティ側 に立った中立的なイベントとしてDesktop Linux Conferenceが企画された と言える。