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Palm OS用オープンソースソフトウェア

2006年07月25日 11:50 Dmitri-Popov(2006年7月21日(金))
PalmのPDA界君臨は終わったが、だからといって古いPalm OS機を眠らせておくことはない。いまでもPalm OS機を使って魅力的なオープンソースアプリケーションを利用できる。

Currency

Currencyは名前のとおり、通貨から通貨への変換を行うユーティリティだ。約170種の通貨に対応しており、ほとんどの国が網羅される。通貨換算ユーティリティといえば、ほとんどが計算機と同じような使い方だ。金額を入力し、目的の通貨を選択し、変換ボタンを押す。Currencyはもっと効率的だ。メインウィンドウにはユーザが選んだ通貨一覧があらかじめ表示されていて、変換元の通貨のフィールドの横に金額を入れれば、それ以外の通貨に即座に変換される。Currencyで使用する為替レートは、別のデータベースに格納されていて毎日更新される。最新の為替レートを取得するには、CurrencyのWebサイトからcupdate.pdbファイルをダウンロードする。また、Currencyには独自のコンジットも付いていて、Palm機を同期するたびに最新の為替レートをフェッチできる。

List

Palm OS用にはPilot-DBのようなフル装備のデータベースアプリケーションもあるが、通常必要とするのはもっとシンプルなものだろう。Listはとてもシンプルだ。このデータベースアプリケーションでは、3つのフィールドを持つデータベースを作成できる。1つのフィールドは注釈用に予約されているが、それ以外の2つは自由に変更可能だ。検索機能でレコードをすばやく検索でき、ビーム機能でデータベースを交換できる。ListのWebサイトからは、WindowsとMacでListベースのデータベースをデザインできるサードパーティ製のデスクトップアプリケーションと、Perl変換スクリプト2種をダウンロードできる。

SiEd

Palm機はラップトップの本格的ワープロ機能の代わりにはならないが、移動時の簡単なテキスト編集には使える。Palm用のしっかりしたテキストエディタが必要なら、SiEdがお勧めだ。単純なテキストエディタだが、ライターにとって便利な機能が付いている。SiEdには分割表示機能があり、2種類の異なるテキストを表示したり、同じテキストを2つのウィンドウに表示してそれぞれ別々にスクロールしたりできる。統計機能では文字数と単語数が表示されるので、単語数で原稿料が決まるライターその他の職業にとって便利だ。さらにすばらしいのは、SiEdではマクロの記録と再生ができることだ。たとえば、マクロ記録を有効にした状態でテキストを入力すれば、そのマクロを再生するだけでそのテキストをSiEdテキストにいつでも挿入できる。SiEdがさらに便利なのは、Palmの.pdbテキストファイルにも対応していることだ。たとえば、WriterファイルをPDBフォーマットで保存し、それをSiEdで開いて編集し、またWriterに戻すということができる。

DiddleBug

DiddleBugはPalm機にぜひともほしいアプリケーションだ。一見、描画アプリケーションのようだが、広範な描画ツール(各種ペン、形状、塗りつぶしパターンなど)以外にも優れた機能がある。たとえば、スケッチにアラームを設定して実質的にリマインダとして使うことができる。IntelliBooger拡張機能のサポートによって、DiddleBugから組み込みのToDoやDateBookなどの他のアプリケーションに情報を転送可能だ。DiddleBugには47のプラグインが付属しており、これらを使ってデータを他のPalm OSアプリケーションにインポートできる。

新しい利用法

オープンソースソフトウェアを使うことで、Palmの新しい使い方も可能になる。たとえば、PalmOrbを使えば、Palm機をコンピュータのLCDステータスディスプレイにすることができる。現在このプロジェクトでは活発な開発は行われていないが、最新のPalm機でも古いPalm機でも動作するはずだ。PalmOrbはMatrix Orbital LK204-25 LCDをエミュレートするので、Matrix Orbitalディスプレイ対応のLCD制御ソフトウェアとなら連携可能だ。LinuxならLCDprocまたはLCD4Linux、WindowsならLCD Smartieがある。PalmOrbとこれらいずれかのソフトウェアを使えば、Palm機でCPUロード、RAMステータス、RSSフィード、 株価情報などほぼあらゆる情報を表示できる。ヘッドレスサーバがある場合、古いPalm機でそのステータスを監視したり、出かけるときに朝のニュースを取り込んだりできる。

Giant DiskもPalmを利用するプロジェクトだ。Giant Diskソフトウェアと付属のPalm用ユーティリティを使うと、Linuxサーバをジュークボックスとして使え、Palm機でそれを操作できる。Giant Diskは大量の楽曲を処理できるようにデザインされており、Palm用クライアントには音楽ファイルを簡単に操作できる使いやすい機能が付いている。このPalm用クライアントを使って、アーチスト、ジャンル、年、レートなどの検索条件を定義し、条件に一致するトラックを再生できる。このクライアントには、プレイリストの管理、アルバムアートの表示、ランダムトラック再生など多彩な機能がある。

Palm用ゲーム

もちろん、Palm用オープンソースソフトウェアの概要はゲームの紹介なしには終われない。実際、ありとあらゆるタイプのさまざまなPalm対応ゲームがある。Scrabbleファンへの朗報は、Xibbleでお気に入りのゲームができることだ。パズルの好きな人にはVexedというゲームがある。反射神経を試したければThe Prisonがお勧めだ。

Dmitri Popov――フリーライター。ロシア、英国、デンマークのコンピュータ雑誌に執筆。

NewsForge.com 原文

最終更新:2007年07月01日 19:05