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VMware PlayerとWorkstationを用いた仮想化テクノロジの導入

2007年01月15日 09:59 Mayank-Sharma(2007年1月10日(水曜日)) 1 2 3
近年多くの企業が、仮想化テクノロジを用いた物理的ハードウェアの集約的運用をするようになっている。ただしこうした仮想化テクノロジや関連ツールは、何億ドルも稼いでいる巨大企業でなければ導入できないという訳ではない。個人ユーザで利用可能な仮想化テクノロジ製品としては、無料で提供されているVMware Playerや非常に低価格で利用可能なVMware Workstationという選択肢があり、これらを利用すれば、手元にある安価な市販型マルチコア系ハードウェアの処理能力を最大限に活用することができるのだ。

ディストリビューションの入手とセットアップ

VMware Playerについてはフリーでダウンロード可能なWindows版およびLinux版が用意されているが、x86およびAMD64マシンでUbuntuを使っているユーザであれば、UbuntuリポジトリからVMware Playerをインストールすることもできる。

VMware Player自身に仮想マシン(VM)の作成機能は装備されていないが、VMwareのVirtual Appliance Marketplaceからは各種の仮想アプライアンスを入手できるようになっている。こうした既製アプライアンスを利用するまでの実質的な作業は、VMware Playerのセットアップ完了後、先のサイトから必要なイメージをダウンロードするだけであり、後は事前に諸設定の行われた仮想マシンのイメージを認識させるだけだ。

Linux使用経験の浅い新米ユーザであれば、何か適当なLinuxディストリビューションのアプライアンスを見つくろって作業を進めればいいだろう。インストールに要する時間も短くて済み、わずかな手間をかけるだけで、稼働状態に仕上げられたオペレーティングシステム一式が小振りのウィンドウ上で利用できるようになる。実際にやってみると、呆気ないほどの簡単さに驚かれるのではないだろうか。

New options in VMware Workstation 6 beta
VMware Workstation 6ベータ版のオプション設定ダイアログ(クリックで拡大)

セットアップ作業がここまで簡単だと、アプライアンスというのは実務に適さないお遊びアプリの一種だと誤解されるかもしれない。だとしたらそれは早計な判断であり、こうしたアプライアンスの多くは、特定の用途を想定して必要な設定の施された専用デスクトップ環境に仕上げられているのだ。例えばLAMP Applianceの場合、Linux、Apache、MySQL、PostgreSQL、PHP、Python、Perlのすべてが事前設定された上に、Webベースの各種設定ツールまで付属されているといった具合で、あらかじめ必要一式が取りそろえられたレディメイドなデスクトップ環境として利用することができる。このアプライアンスを使い始めるまでに煩雑なセットアップや設定作業はまったく不要であり、実際に必要な操作は、ダウンロードして解凍したイメージをVMware Playerで実行することだけだ。後はWebブラウザを介した設定を行えばよく、ユーザ専用のWebサーバを構築してネット上で公開するという作業が、瞬く間に完了してしまう。

ただしVMware Playerで行えるのは、別途作成された仮想マシンを実行することだけである。つまりユーザが独自の仮想マシンを作成することはできない。そうした点について、何か抜け道はないのだろうか? 例えばNewsForgeに掲載された以前の記事では、既存のイメージに対してユーザ各自の設定変更を施すための具体的な手順が解説されている。また独自の仮想マシンやアプライアンスをカスタム作成したければ、EasyVMXおよびrPathなどのWebサイトが存在し、フリーウェア形式のツールもいくつか公開されているはずだ。

最終更新:2007年07月01日 19:05
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