Ubuntu Technical Boardは、Zimmerman氏、Ubuntu創設者のMark Shuttleworth氏、Ubuntu開発者のScott James Remnant氏、同じくUbuntu開発者のMatthew Garrett氏の4名から構成されている。Zimmerman氏に本日のアナウンスには書かれていなかった詳細についていくつか話を聞いた。
発表によるとFeisty Fawnでは「プロプライエタリのビデオドライバについては今までと同様の取り扱いとする」とのことだ。なおこれはUbuntuがプロプライエタリのソフトウェアを完全に一掃するという意味ではない。Ubuntuにはまだ「十分なハードウェアサポートを提供するために必要」との理由からワイヤレスネットワークカード等のデバイスのクローズドソースのドライバが含まれている。
しかし、ビデオドライバがクローズドソースであること自体を理由としてクローズドソースのビデオドライバを除外したのではなく、そもそも(クローズドソースのビデオドライバの検討の大きな理由の一つであった)Compositeのサポートの導入に必要となる一部のソフトウェアの完成度が次期Ubuntuのリリースにデフォルトで含めることができる程度にまで到達していないとUbuntu Technical Boardは判断した。
つまり、クローズドソースのドライバが完全に検討対象から外れてしまったというわけではない。Zimmerman氏によると「まだ機が熟していないということです。これからも開発を追いかけ続けて、状況が大きく変わったときには再び検討を再開するつもりです」とのことだ。
その代わりに現在のところは、デフォルトとしてではなくオプションとして、ユーザがプロプライエタリのドライバやCompositeのサポートを簡単に利用できるようにする方法が用意される予定とのことだ。Zimmerman氏によるとFeisty Fawnリリースにはプロプライエタリなドライバや3Dのサポートのための「インフラ」の準備は整っていることになるはずだという。
Ubuntuプロジェクトではまた、プロプライエタリなNvidiaドライバに代わるものとして現在開発中であるNouveauドライバについても開発状況を追跡していく予定とのことだ。ただしNouveauドライバは2007年中に動作可能なドライバを作成できる見込みがあまりなく、ましてFeisty Fawnのリリースに間に合うことはなさそうだ。
