Apollo
Apolloはランタイム環境なので、Apolloを利用したアプリケーションを実行するには、ターゲットマシンにApolloをインストールしなければならない。このランタイムは、AdobeのFlash PlayerやPDF Readerと同様、すべてのエンドユーザに無償で提供されている。Apolloソフトウェア開発キットもフリーだが、今のところ、対話的な開発環境は必要とされていない。Apolloは、Adobe製品ゆえに、FlashやFlexなど同社の既存製品を利用するように作られている。
Java Web Start
Sunは、Webアプリケーションとデスクトップアプリケーションを組み合わせる活動に何年も前から取り組んでいる。Java Web Start(JWS)はこれまでのアイデアを拡張したもので、開発者による標準Javaアプリケーションの構築とWebでの配布を可能にする。開発者は、JWSを使ってエンドユーザのアプリケーションを自動更新するアップデートを公開できる。JavaとJWSを使って、ちょっと手間をかけてスクラッチからその機能を作り上げようという気持ちがあれば、オンラインでもオフラインでも動作する真のWebtopアプリケーションを開発することができる。
XUL/Firefox
XULは、あらゆるMozilla製品を強化するXMLベースのインタフェース言語であり、JavaScriptと組み合わせれば、リッチクライアントアプリケーションの開発が可能になる。また、XULアプリケーションは、Mozillaフレームワーク上で実行されるランタイムアプリである。こうしたXULアプリケーションは、Firefoxの拡張機能として作られることが多いが、スタンドアロンのアプリとして開発することもできる。来たるべきFirefox 3では、ローカルデータストレージのほか、本当の意味でのオンライン/オフライン・インフラストラクチャが利用可能になる。つまり、こうしたオンライン/オフライン・インフラはすぐに利用できる状態にはなく、独自にソリューションを用意すれば実現できるというのが現状だ。
その他の製品
ほかにも最近登場した製品がいくつかある。DekohはJava上に構築されており、小さな内部Webサーバを利用してインターネットとローカルネット上にあるDekohのほかのインスタンスとの通信を可能にする。また、ソーシャルシェアリングの環境も含まれている。Slingshotは、少しもコードを変更することなく既存のRoR(Ruby on Rails)アプリケーションを実行できるRoRベースのシステムである。いずれも、動作させるにはランタイム環境が必要になる。なお、これらは出来上がったばかりで、まだ一般には公開されていない。
