ハードウェアのサポート
別々のマシン3台でFeistyを使って、このリリースがどこまで多様なハードウェアに対応しているかを調べるために、スキャナ、iPod、外部のUSBおよびFireWireドライブ、Webカメラ、Belkin製802.11b USB無線デバイスなど、目につくあらゆるものの動作をこのUbuntuで試してみた。
そのままでは動作しなかった唯一のデバイスがLogiTechのWebカメラだったが、これは別に不思議なことではない。というのも、他のいくつかのディストリビューションで試しても、やはり同じ結果だったからだ。実際、このデバイスは、Mac OS Xでも専用のアプリケーションをインストールしないと検出できない。
改善されたマルチメディアサポート
Feistyの場合、デフォルトではプロプライエタリまたは特許で保護されたコーデックはインストールされていないが、これは悪くないやり方だと言える。MP3などサポートされていないメディアファイルの再生を試みると、そのファイルにとって適切なコーデックのインストールが行われることになる。これにより、ユーザは、制限付きドライバのユーティリティのときと同様、希望するソフトウェアまたは必要なソフトウェアを容易に入手できる。わざわざ各種フォーラムを探し回って必要なものを見つけ出し、手作業で調整を行う必要はないわけだ。
Edgy(およびそれ以前のUbuntuリリース)で煩わしかったことの1つが、アプリケーションがサウンドデバイスを占有してしまうために別のアプリケーションで音声が使えなくなることだった。楽曲プレーヤまたは音声を利用する他のアプリケーションを起動するとサウンドデバイスのエラーに遭遇する。こうして、Linuxデスクトップにまだ問題が残っていることを思い出させられることほど酷いことはない。Feistyでは、この点が改善されているものの、VMware ServerやAudacityといった少数のアプリケーションは依然としてこの問題を抱えていた。完全な解決に向けてやるべきことはまだ残っている。
この「オーディオの混乱」は、昨年のFeisty計画時に議題になっていたものだが、やはり優先度は高かったようだ。関連するフォーラムから使い辛いバグフィックスを探し出さなくても、AmaroKで音声を再生でき、VMwareで実行中の仮想マシンから音声が聞けるようになる日を私は待ち望んでいる。
Windowsユーザ向けのフリーソフトウェア
たとえUbuntuでWindowsユーザをLinuxに移行させることができなくても、KubuntuとUbuntuのISOには、少なくともユーザがWindows環境でフリーソフトウェアを味わえるように少数のWindows用フリーソフトウェアが収められている。
KubuntuディスクにはWindows用のFirefox、Thunderbird、Scribus、SpeedCrunchが、Ubuntuディスクには同じくFirefox、Thunderbird、AbiWord、Blender、ClamWinがそれぞれ収録されている。
最終的な評価
UbuntuおよびKubuntuのFeistyリリースはEdgyを適度に改良したものであり、以前のリリースからアップグレードを行ったり、Ubuntuへの移行に踏み切れなかった人が初めて使ってみたりする価値のある新しいソフトウェアや機能が含まれている。
Feistyでは、Edgyユーザが求めていた機能の大半が実現されている。Ubuntuは、現在主流になっているデスクトップに対抗できるところまで到達しつつある。でなければ、Michael Dell氏が自分のノートPCでUbuntuを利用したりはしないはずだ。
