Windowsマシンから利用するには
Windowsマシンからも仮想PDFプリンターが使えるようにするのは極めて簡単で、CUPS構成ファイルを編集するだけだ。Ubuntuの場合、編集のコマンドは「sudo vi /etc/cups/cupsd.conf」だ(もちろん、vi以外のエディタを使ってもよい)。
編集では、まずポートが正しく設定されていることを確かめる。
# Allow remote access Port 631 Listen /var/run/cups/cups.sock Browsing On BrowseOrder allow,deny BrowseAllow @LOCAL BrowseAddress @LOCAL DefaultAuthType Basic
次に、最初の「Location」ディレクティブを次のように変更する。
<Location /> # Allow remote administration... Order allow,deny Allow From 127.0.0.1 Allow From 10.0.0.* </Location>
変更するのは「Allow From 10.0.0.* 」の行で、お使いのネットワークに合わせてIPアドレスを設定する。
そして、次のコマンドでCUPSを再起動する。
sudo /etc/init.d/cupsys restart
次は、Windows側の設定だ。まず、新しいプリンターを追加する。「プリンタの追加ウィザード」で「インターネット上または自宅/会社のネットワーク上のプリンタに接続する」を選び、URLを「http://IPアドレス/printers/PDF」と設定する。これで、WindowsからPDFプリンターが見えるはずだ。次に、プリンター・ドライバーを選択する。インターネットで調べたところでは、カラーPDFの場合、HP 1200C/PSドライバーがよいというのが大方の一致した意見のようだ。
ウィザードに従って残りの設定をし、最後に試し印刷を行う。首尾がよければ、Ubuntuシステム上にPDFファイルができているはずだ。ローカルの場合、Linuxマシンに印刷したPDFファイルは/home/ユーザー名/PDFに保存されたが、リモートの場合は、特に設定しなければ、/var/spool/cups-pdf/ANONYMOUSに保存される。このディレクトリーは、設定ファイル中の次の行を有効にし設定することで変更できる。
#AnonDirName /var/spool/cups-pdf/ANONYMOUS
たとえば、「home」ディレクトリーの下の「shared」というディレクトリーに保存したい場合は、次のように設定する。
AnonDirName /home/shared
そして、CUPSを再起動すれば完了だ。
運良く新しいPDF「印刷」マシンを手に入れることができたら、これからはどれほど文書を印刷しても森を破壊することはない。
