削除した要素を復活させる
一つ以上の要素を削除したページには、Firefoxウィンドウの右下端にRIP墓石アイコンが表示される。このアイコンにマウスをかざすと、そのページ内で削除されている要素の数が表示される。
ページを元の状態に戻すのは非常に簡単だ。要素を削除すると、コンテクストメニューの中に項目が追加されることが分かるはずだ。このときに追加される「Undo last RIP(最新のRIPを元に戻す)」という項目によって、まさにその項目に書かれている通りのことを行なうことができる。つまり要素を間違えて削除してしまったり、要素を削除した後にページの動作がおかしくなってしまった場合などには、このオプションを利用して元に戻すことができる。このオプションの特長は、RIPを適用したすべての要素を追跡していてスタックのような仕組みになっているということだ。したがって削除した要素のすべてが元に戻るまで、アンドゥし続けることができる。
一方、削除した全要素を一時的に元に戻してページを本来の状態にしたい場合は、墓石アイコンを右クリックして「Display all hidden items(非表示の要素をすべて表示)」を選択すると、ページを次回のリロード時まで本来の状態に戻すことができる。また、一時的でなくそれ以降もずっとページを本来の状態に戻しておきたい場合には、墓石アイコンを右クリックして「Don't rip this page(このページをRIPしない)」を選択すると、そのページのRIPが無効になる。とは言えコンテクストメニューのオプションはすぐに表示できるため、新たに要素を削除しさえすれば、再びRIPが有効になる。
RIPのインポート/エクスポート
RIPを使用してわずらわしい広告やその他の要素をウェブサイトから削除していくと、RIPのレポジトリが構築されていく。そのようなレポジトリは、真のオープンソース精神にのっとって、RIP wiki上で仲間のRIPユーザと共有することが推奨されている。なおRIP wikiには現時点でもかなり多くのRIPが提供されている。
自分のRIPレポジトリにアクセスするには、墓石アイコンをクリックするか、またはFirefoxの「Tools(ツール)→RIP Options(RIPオプション)」を実行する。RIP Options(RIPオプション)の画面は2つの領域に分かれていて、左側には自分のその時点のRIP(コンテンツを削除したページ)のリストが表示される。右側には、左側の各RIPをクリックすると、コンテンツを削除したサイトのURLなど、そのRIPに関する詳細情報がいくつか表示される。また、RIP拡張が削除するべき要素を見つけるために使用する、そのRIPのXPathクエリも表示される。
RIPをエクスポートするためには、RIPを選択して、左側にあるExport RIP(RIPをエクスポートする)ボタンをクリックする。次にRIPファイルの保存先を選択してから、(RIP wikiの手順に従って)RIP wikiにRIPをアップロードする。
一方RIPをwikiからインポートするためには、まず希望するRIPを指定して、関連する .RIPファイルをダウンロードする。その後RIP Options(RIPオプション)画面でImport RIP(RIPをインポートする)ボタンをクリックし、ダウンロードしたファイルを指定すると、RIPが自分のRIPリストに追加されて有効になる。
RIP拡張には定義済みのRIPがいくつか付属している。(なお、これらのRIPには .RIPファイルが存在しない。)もっと多くのRIPを追加するためには、一つずつ、wikiから新たなXPathクエリをコピーして、右側にあるAdd XPath(XPathの追加)ボタンをクリックし、クエリを貼り付けると良い。
RIP Options(RIPオプション)画面には、Preferences(設定)タブもあり、右クリックで表示されるコンテクストメニューから特定のオプション(「Undo last RIP(最新のRIPを元に戻す)」など)を削除するなどカスタマイズすることができる。またRIPを適用する要素を示すための点滅する四角の色や動作を変更することもできる。
まとめ
RIP拡張は、Firefoxの役立つアドオンだ。わずらわしい広告を削除するだけでなく、ユーザアイコンや重複したテキスト要素などの不必要な要素も削除することができるので、Adblockを補完する存在となっている。また、すばやくアクセスできる右クリックのコンテクストメニュー内にすべてのオプションが含まれているので、使うのも楽だ。RIPを使うと、ウェブページの見掛けを柔軟に変更することができ、また削除のための手続きを繰り返し行なう必要がない。
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