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Affero GPLv3のディスカッションドラフト公開

2007年06月11日 10:15 Joe-'Zonker'-Brockmeier(2007年6月6日(水))
 ライセンスの改訂が続いている。GNU一般公衆利用許諾契約書のバージョン3(GPLv3)の策定が終盤を迎えつつあるなか、フリーソフトウェア財団(Free Software Foundation)はAffero GPLv3の最初のディスカッションドラフトを公開した。

 もともとAffero GPL(AGPL)は、ネットワーク上でサービスを提供するGPLソフトウェアをある組織が改変しても、一般的な意味での「頒布」が行われないためにそうした改変が役に立たない可能性がある、というネットワークの抜け穴に対処しようとしたものだった。今回公開されたドラフトも同様の保護を行うものだが、AGPLの条項を他の種類のプログラムに拡大適用するものではない(以下を参照)。

従来のAGPLのねらいは、利用しているWebアプリケーションのソースを誰もが受け取れることの保証にあった。そうしたソフトウェアの場合は、共有や改良が常に起こり得るからだった。GNU AGPL内の該当する規定により、ネットワークを介してユーザとのやりとりを行うすべてのソフトウェアに対してこれと同様の保証が適用されるが、同じコードが別々の目的で使われる場合にはこうした追加要件が課せられない。今回のGNU AGPLは、GNU GPLのバージョン3に基づいているため、国際化の改善、Apache Licenseとの互換性をはじめとする利点を有している。

 従来のAGPLは、FSFの正式なライセンスではないが、FSFの承認を得てGPLに基づいた内容になっていた。今回、Affero GPLv3はこれを機にまったく新たなライセンスにするのではなく、以下に示す第13条を除いてGPLv3と同じ内容になる予定である。

本使用許諾書の他のいかなる条項の定めにもかかわらず、対象プログラムの改変を行った場合は、コンピュータネットワークを介してそのプログラムと遠隔でやりとりを行うすべてのユーザに対し、(改変後のバージョンがそうしたやりとりをサポートしていれば)そのバージョンに該当するソースをネットワークサーバから無償でコピーできる権利を提供することにより、そのソースを受け取る機会を与えなければならない。

 今回のディスカッションドラフトは、FSFのWebサイトから入手できる。また、解説ページもそのうちに参照できるようになるだろう。

NewsForge.com 原文

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最終更新:2007年07月01日 19:05