このゲームの場合、機能拡張という形式だけあって派手なグラフィックスや効果音は付けられておらず、ゲーム自体も2つのパッドとボールだけで遊ぶという非常に地味な構成となっている。ゲームの難易度はNormalレベルからSuper Insaneレベルに分けられており、勝利条件とするポイント数はユーザ指定が可能だ。
Pongの対戦相手としては、同一マシン上で他のユーザと試合するか、コンピュータを相手にプレイすることもできるが、この機能拡張ゲームの場合はインターネットないしローカルネット上に存在する他のPongユーザを相手に対戦することもできる。インターネット対戦をする場合は、PONG! Multiplayerを起動してからMキーを押せばいい。これによりGame Lobbyが開かれて対戦可能なユーザが一覧される。またPongのチャットウィンドウでは、ゲームの対戦だけではなく、通常のチャットも楽しめるようになっている。
ローカルネット上のユーザと対戦する場合は、Sキーを押して設定ウィンドウを表示させ、GeneralタブにあるPlay on LANチェックボックスをオンにする。その後Connections 1および2で使用するポートを指定すればいい(あるいはデフォルト設定のままとする)。以上の設定に問題がなければ、Mキーを押すとLAN内のユーザが表示されるはずだ。
PONG! Multiplayerをデフォルト設定で実行すると、開発者の運営する“オフィシャル”サーバに接続される。このサーバに関しては、ユーザ各自で専用サーバを設定することも簡単に行え、それにはPONG! Multiplayer Server(以下、PMサーバ)をダウンロードして実行すればいい。このPMサーバはWindows用アプリケーションなのだが、Linux上でもWineを介することで拍子抜けするほどすんなりと動いてくれる。既にWineがインストールされたマシンを使っているのであれば、ダウンロードしたPongMPServer.exeファイルを各自のホームディレクトリに移動させてからwine PongMPServer.exeとコマンドを送信すればいい。その後Firefox上でPONG! Multiplayer機能拡張を実行してSキーを押すと、Settingsウィンドウが表示されるはずである。次にGeneralタブに移動し、PMサーバのIPアドレスをMultiplayerサーバのホスト名フィールドに入力すれば、必要な設定はすべて完了する。
ところで本筋とは関係ないが、Pongゲームのトリビアに興味がある方には、PONG-StoryというWebサイトを一読してみることをお勧めしたい。
