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Mozillaから特定サイト用ブラウザWebRunnerが誕生

2007年07月27日 10:43 Joe-'Zonker'-Brockmeier(2007年7月24日(火)) 1 2

WebRunnerの入手と実行

 WebRunnerを入手するには、Mozilla wikiのWebRunnerページへ行き、自分のプラットフォーム用の適切なインストーラを取得すれば良い。Linux用、Mac OS X用、Windows用の各パッケージかソースコードを選ぶことができる。

 Linux上では次に、tarballを展開し、インストーラを実行する。あるいは、WebRunnerを置いておきたい場所でtarファイルを展開して、そこから実行するようにしても良い。私はこの方法で行なった。

 webrunnerディレクトリの中には、(当然ながら)webrunnerという実行ファイルがある。また、.webappという拡張子のファイルがいくつかある。このファイルによってどのサイトを実行するのかをWebRunnerに伝えたり、WebRunnerの動作を制御するいくつかの追加のパラメータを指定したりすることができる。WebRunnerの起動は、例えばGoogle Readerの.webappの場合、以下のようにして行なう。

./webrunner -webapp greader.webapp

 起動はこのように非常に簡単だ。もちろんMozillaの開発者たちがあなたの元にやって来て代わりに起動してくれるというならもっと簡単になるのかもしれないが……。Google Readerは通常のブラウザの場合と同じように実行されるので、心ゆくまでフィードを閲覧することができる。なおGoogle Readerの外部のページを開くリンクをクリックした場合には、ユーザのデフォルトのブラウザ(私の場合はFirefox)で読み込まれる。

 Mac OS XではWebRunnerをインストールすれば、 どれでも.webappファイルをクリックするだけでWebRunnerを起動することができる。おそらくWindowsでも同じように起動することができると思うのだが、今回はWindowsでは試してみなかった。

自分の.webappファイルを作成する

 付属の.webappファイルのどれにも入っていないサイトを実行したい場合にはどうすれば良いだろうか? そういう場合も問題はない。自分でカスタマイズした.webappファイルを作成すれば良い。

 Finkle氏はGoogleのサービス用の.webappファイルをサンプルとしていくつか提供しているが、WebRunnerでGoogle以外のサイトを利用したい場合でも、好きなテキストエディタを使って1、2分程度調整するだけで、自分用の.webappファイルを簡単に作成することができる。それでは以下のサンプルを見てみよう。

[Parameters]
uri=http://www.linux.com/
icon=linuxcom
showstatus=yes
showlocation=no
enablenavigation=no

 uriというパラメータは、名前が示している通りなので、読み込みたいURI/URLを指定すれば良い。WebRunnerはSSLをサポートしているので、セキュアな接続を行ないたい場合にはURIにhttpsを使用することができる。

 iconパラメータは、WebRunnerの当該インスタンスのアプリケーション・アイコンとして使用されるアイコンだ。アイコンはwebrunnerディレクトリの下のchrome/icons/defaultにXPixMapファイルとして保存されている。アイコンが無い場合には「webrunner」と指定しておけば、システムはデフォルトのWebRunnerアイコンを使用する。

 さらに、showstatusshowlocationenablenavigationの各パラメータを設定することで、WebRunnerの動作をカスタマイズすることができる。showstatusを有効にしておくと、WebRunnerはブラウザウィンドウの下部にステータスバーを表示する。showlocationを有効にしておくと、URIを表示する。ただしURIを変更することはできない。Firefoxを普通に実行した場合とは違って、WebRunnerではロケーションバーは表示のみで編集はできない。WebRunnerにはナビゲーションバーはないが、enablenavigation=yesと設定しておけば、ホットキーを入力することで、閲覧履歴を通して前のページに戻ったり先のページに進んだりすることができる。

プラグインを有効にする

 WebRunnerを使って最初にすぐに気が付いた点として、私のシステムにはFlashがインストールされていたにも関わらず、WebRunnerがFlashを認識しないということがあった。Linux上のWebRunnerでFlashを有効にするためには、webrunner/xulrunner/pluginsの中にflashplayer.xptとlibflashplayer.soとをコピーするかリンクしておいてWebRunnerを再起動すれば良い。

 拡張は今の時点ではまだサポートされていない。WebRunnerのインターフェースを使用して拡張をインストールする方法はなく、また手動で拡張をインストールする方法の説明も見当たらなかった。しかし拡張のサポートはWebRunnerのロードマップに記載されているので、今後リリースされるバージョンのWebRunnerでは利用可能になるはずだ。

 WebRunnerはまだ開発初期の段階にあるが、大きな将来性を感じさせるアプリケーションであり、現在でもすでに便利に使うことができる。「特定サイト用のブラウザ」には数多くの興味深い利用事例が考えられる。Firefoxコミュニティからこのようなプロジェクトが誕生したことを嬉しく思う。

Linux.com 原文

最終更新:2007年09月26日 17:07
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