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Firefox拡張:Interclueでリンク先をプレビュー

2007年08月22日 10:37 Mayank-Sharma(2007年8月20日(月))
 Interclueとは、Firefoxのページ上に張られているハイパーリンクをプレビューするための機能拡張である。これと同種のプラグインは他にも存在してはいるが、Interclue機能拡張はリンク先ページのサムネイル表示をするだけではないという点で、他のプレビュワーと一線を画している。この機能拡張にはリンク先ページに関するサマリー作成用アルゴリズムが実装されており、当該ページの各種情報やワード数などを専用ウィンドウに一覧表示してくれるのだ。

logo-extension-series.png
 リンクプレビュワーを使用する最大の目的は、リンクを実際にクリックする操作を回避することであるが、Interclueの構成はその他の各種操作に要する時間も節約できるようになっている。つまりこの機能拡張ではリンクのプレビュー以外に、リンクに対する各種の操作オプションが用意されており、例えば、各自のブラウザにおけるブックマーク登録、電子メールでの転送、del.icio.usやDiggなどのソーシャルブックマークへの送信といった操作が直接行えるのだ。またFlickrの画像やYouTubeのビデオに張られたリンクについては、プレビューウィンドウ内での表示や再生が行えるようになっている。

 Interclue機能拡張をインストールするには、Firefox Add-onsサイトの該当ページに移動して、緑色で表示された「Install Now」というボタンをクリックすればいい。なおこの機能拡張にはプライバシーポリシーが定められているので、インストールする際には使用許諾契約を受け入れるための操作を行わなければならない。具体的には、表示される使用許諾の文面に目を通してから、「Accept and Install」ボタンをクリックすればよく、これによりプラグインのインストールが開始される。

Interclueの操作法

 新規プラグインインストール後のFirefoxの再起動が完了すると、Interclueの機能紹介を兼ねた初心者用のチュートリアルが表示されるが、これを実行すれば大方の機能は把握できるはずだ。次に、Interclueが機能している状態でページ上のリンクにマウスポインタを移動すると、Linkclueと呼ばれる小さなアイコンやリンク先サイトのファビコンがリンクの右端に表示される。リンク先のプレビューを表示させるには、これらのアイコン上にマウスポインタを重ねなければならないが、これはユーザーの意図に反して無秩序にプレビューが表示される事態を防止するための仕様である。

 Linkclueアイコンの種類は、それを見ることでリンク先に関する簡易的な情報が分かるようになっている。具体的には、リンク先にあるファイルの種類(PDF、MP3、Flash、OpenOffice.orgなど)を始め、リンクされたファイルが利用不可能であるか、読み込みに時間がかかりすぎるページではないか、他のページに対するアンカーであるかなどといった情報である。

 ファビコンやLinkclueにマウスポインタを重ねると、Linkclue機能拡張はリンク先にあるデータおよびナビゲーション用テキストを取得してClueviewerというウィンドウにその内容を表示するが、ここには各種のメタ情報や操作用ボタンも表示される。Clueviewerの表示内容は、リンク先のコンテンツに応じて変わってくる。ここに表示されるのは、テキストサマリーおよび画像やビデオなどのマルチメディアコンテンツであるが、残念ながらPDFやOfficeファイルなどのドキュメント類については、ファイル名、サイズ、最終変更日といった情報しか表示されない。その他Clueviewerには、リンク先サイトのサムネールイメージが表示される。

 別タブに開かれるリンクの場合、Interclue機能拡張ではその旨を示すLinkclueが表示されてユーザを新規タブに誘導するようになっている。ただし現状のInterclueにおいて、この機能に関しては動作に不具合が生じている。こうした新規タブを閉じた後でも、Interclue機能拡張はリンクが開かれ続けていると認識して、このリンクのプレビューを再表示できないのである。

 Clueviewerにはプレビュー以外にも各種の操作ボタンが表示され、リンクのブックマーク登録、Clueviewerの印刷、フォントサイズの切り替え、リンク先に関する電子メールやDiggへの送信といった操作が行えるようになっている。その他にもこの領域にはMetaclueと呼ばれるメタ情報が表示され、リンク先ページのワード数やそこに張られた内部/外部リンク数、ページと同時に読み込まれるファイル数(画像、スクリプト、スタイルシートなど)、当該リンクに対するDiggカウントおよびdel.icio.usタグを確認できる。

Interclueの設定

 Interclueの各種設定オプションは、デフォルトのままでも基本的には問題ないはずだが、ここではその設定法を解説しておこう。Interclueの動作設定を行うOptionsウィンドウには、FirefoxのToolsメニューからアクセスできる(Tools → Interclue Options)。この設定ウィンドウの構成は、Basic、Advanced、Aboutという3つのタブに分かれている。このうちAboutタブに関しては、バージョン番号および連絡先その他のサポート情報が表示されるだけである。

 Basicタブの設定オプションでは、LinkcluesおよびClueviewerの表示タイミングを指定する。またリンクからClueviewerを表示させるホットキーの設定もここで行える(デフォルト設定はCtrlキー)。実際にリンクの上にマウスポインタを重ねた状況で、ここで設定したホットキーを押し下げるとClueviewerが表示されるはずである。

 Advancedタブの設定オプションは13のサブセクションに細分されており、表示対象とするMetaclue情報、ClueviewerおよびFirefoxのステータスバーに表示させるボタン、テキストサマリーの長さなどを個別に指定できる他、低速コンピュータ用にグラフィカル系エフェクトを無効化するといったパフォーマンス調整用のオプションも用意されている。

 有名サイトのサムネール表示など、Interclue機能拡張はその一部の処理に関してThumbshotsWebSnaprといったサードパーティ系サイトに依存している部分がある。こうした外部Webサイトの参照を禁止させたいページがあれば、該当するアドレスをプライベートなサイトやドメインとして登録しておけばいい。

まとめ

 Interclueそのものはフリーで利用できるが、開発者サイドは会員サービスの提供も進めており、これに申し込むと、サマリーの高速読み込み、サマリーのカスタマイジング、より詳細なリンク情報の表示といった追加機能が可能になるそうだ。

 Interclue機能拡張は、多機能で操作性に優れたリンクプレビュワーに仕上がっている。リンクのサマリー機能も良好に動作するし、各種のメタ情報や操作ボタンの表示も、利便性と操作性を高めている。そして何よりも、リンク先にアクセスすることなく、Diggおよびdel.icio.usに対するリンクの送信、電子メールによるリンクの転送、コンテンツの印刷などが簡単に実行できるのは、その種の用途が多いユーザに重宝されるはずだ。

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最終更新:2007年10月22日 17:07