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ハウツー:LVMで楽々ディスク管理

2007年09月04日 10:14 1 2 3
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 かつてディスク空間の管理は手間も時間もかかり、管理者にとってもユーザにとってもいらだたしいものだった。ディスク空間が足りなくなった場合には、Linuxをインストールし直したり、数時間をかけてPartedのようなツールを使用してパーティションの大きさを変更したりすることもしばしばだった。しかしLVM(Logical Volume Manager)を使用すれば、ほとんど苦労することなくディスク空間を増やしたり、減らしたり、管理したりすることができる。

LVM入門

 LVMの使い方の説明に入る前に、LVMの用語を知っておこう。LVMでは、一般的なパーティションのことを「PV(Physical Volume、物理ボリューム)」と呼ぶ。そして一つ以上のPVが集まって、「VG(Volume Group、ボリューム・グループ)」を構成する。そして各VGは「LV(Logical Volumes、論理ボリューム)」に分割される。

 LVは通常のパーティションと同じように機能し、Ext3などのファイルシステムを入れて、マウントポイントにマウントして使うことができる。VGのことを仮想的なハードディスクだと考え、LVのことを仮想的なハードディスク上の仮想的なパーティションだと考えても差し支えないだろう。

LVMを始める

 LVMを始めるにはまず、lvm2パッケージをインストールする必要がある。DebianユーザとFedoraユーザは、それぞれapt-getやyumを使用してlvm2をインストールすることができる。

 LVMは、2.4.xシリーズでLinuxカーネルに統合されたので、今ではほぼすべてのLinuxディストリビューションでサポートされている。FedoraやDebianなどのいくつかのディストリビューションでは、ディストリビューションのインストール時のパーティション分割の際にLVMを使用することができるようになっている。またFedoraやSUSEなどの一部のディストリビューションでは、LVMのボリュームを管理するためのグラフィカルなツールも提供されている。

 この記事では、LVMのボリュームを作成して、/homeディレクトリの中にマウントして使用する方法を説明する。なお私のルートパーティション(/)はsda1で、sda2はスワップ領域となっている。またディスク上に未使用領域が多少残っているので、そこにパーティションを作成することにする。なおすでに空きパーティションがある場合には、fdisk(やその他のパーティション分割用ツール)を使用してそのパーティションのシステムIDをLVMに変更するだけで、VGの作成に進むことができる。

 パーティションを分割するには、目的のディスク――私の場合/dev/sda――に対してfdiskを実行する。あるいはグラフィカルなツールの方が使いやすいという場合にはGPartedを使用すると良いだろう。

fdisk /dev/sda

 上記のコマンドを実行すると、以下のようなメッセージとコマンドを入力するためのプロンプトが表示される(なお、シリンダの数はあなたの場合には異なる数字が表示されるだろう)。

The number of cylinders for this disk is set to 1958.
There is nothing wrong with that, but this is larger than 1024,
and could in certain setups cause problems with:
1) software that runs at boot time (e.g., old versions of LILO)
2) booting and partitioning software from other OSs
   (e.g., DOS FDISK, OS/2 FDISK)

Command (m for help):

 まず、新しいパーティションを作成するために n というコマンドを入力する。続いて p を入力してプライマリパーティションを作成する。続いて作成したプライマリパーティションのパーティション番号を指定する。続いて入力する最初と最後のシリンダの番号については、デフォルトのままにしておくのがおそらく良いだろう。

 以上でプライマリパーティションを作成することができた。次のステップとして、パーティションのタイプをLVMに変更しよう。具体的に言うと、パーティションのシステムIDの値を、新しいパーティションに対してデフォルトで割り振られる「83」ではなく、「8e」に変更する必要がある。

 システムIDの値を変更するためには、fdiskの t コマンドを使用する。目的のパーティションの番号を選択して、パーティションのタイプとして8e」を入力する。最後にEnterを入力すると、fdiskが変更後のパーティションタイプ(Linux LVM)を表示する。

 システムIDが変更されたことを確かめるには、パーティションテーブルを確認すれば良い。 p を入力して、パーティションテーブルを表示しよう。

Disk /dev/sda: 16.1 GB, 16106127360 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 1958 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes

   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sda1   *           1        1020     8193118+  83  Linux
/dev/sda2            1021        1173     1228972+  82  Linux swap / Solaris
/dev/sda3            1174        1958     3092512+  8e  Linux LVM

 当然ながら上記の情報はあなたの場合には異なるものになるだろう。パーティションテーブルを保存するためには、 w に続けてEnterを入力する。新しいパーティションテーブルは、コンピュータの再起動後に使用されるようになる。

Shashank-Sharma(2007年8月21日(火))
2007年11月04日 17:07 更新