課題
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| FileZilla 3のサイトマネージャー |
とはいえ、FileZillaの現行リリースには、あってほしい機能が幾つか欠けている。その一つは簡易な同期コマンド、リモートとローカルのディレクトリーを比較し同期を取るコマンドだ。もう一つは、リモートにあるファイルをローカルで編集する、いわゆるローカル編集機能だ。大概は、リモート・ファイルをローカルの一時ファイルにコピーして編集し再度アップロードして戻している。ローカル編集機能は、多くの人があって当然と考える機能である。FileZillaにはこの機能がないため、当分は、手間をかけざるを得ない。
FTPとSFTPで試用してみたが、まだバグやクラッシュには遭遇していない。インタフェースのフォーカスに若干不思議な動きが見られるが、これはwxWidgetsの問題だろう。行全体や段落全体の選択に3連続クリックや4連続クリックが使えなかったが、これはサイトをサイトマネージャーに登録する際に不便だ。追加したサイトの名前がすべて「New Site」になるので変更しなければならないのだが、マウスで「New Site」をクリックしても選択することができず、矢印キーで文字列の右端にカーソルを移動させバックスペースで削除しなければならない。これを同じ行で3回繰り返してみてほしい。ほかのアプリケーションにあるようなマウスで選択する方法のありがたみがわかるだろう。
これより若干重大な問題点もあった。マウスを1回クリックしただけでは入力欄を移動できないことが時々あるのだ。これも処理が中断されるほどのことではないが、パスワード欄をクリックして入力していたらカーソルはまだユーザー名の欄にあったというのは勘弁してほしい。
同期機能とローカル編集機能の搭載は予定されている。しっかりしたロードマップはないが、プロジェクトのフォーラムにある開発記録を見れば進捗はわかる。
FTPは現役のインターネット・プロトコルの中で最古級のものの一つだ。Linuxユーザーの多くは、FTPとSFTPが現代のツールに統合されることを期待している。たとえば、Webアプリケーションを開発しているとき、使っているIDEにFTP機能があればと誰しもが思う。しかし、ファイル自体を転送したいことは必ずあるのだから、LinuxユーザーもWindowsで大きな成功を収めたFileZillaをデスクトップから使えるようになったことは喜ばしいことである。
