稼働中の構成
ゲストOSが起動したら、dom0からxmコマンドを使ってみよう。マシンに割り当てるメモリーの大きさを変更するコマンド「xm mem-set」はすでに経験済みだ。domU VMは仮想化されていることを認識しているので、使用するメモリーの大きさを変更することができる。同じ理由で、VMに対してシャットダウンを求めることもできる。コマンドは「xm shutdown yourvm 」。これを使えば、domU VMはLinuxの正当なシャットダウン手順を経て正常終了する。直ちにシャットダウンさせたいときに使うコマンドは「xm destroy yourvm 」。これを使う場合は、VMが安全な状態にあることを確かめておく必要がある。たとえば、テキスト・ファイルをオープンしていてまだ保存していなければ、ファイルは失われる。
xmコマンドはVMを停止させるだけでなく、スナップショットを保存することもできる。コマンドは「xm save yourvm yourvm.state。このコマンドはyourvm VM(yourvmはVMの名前)のRAMをファイルに保存しVMを停止させる。コマンド「xm restore yourvm.state」を実行すると、保存した状態が復元される。構成ファイルからVMを作る場合は、コマンド「xm create -c yourconfig を使う。構成ファイルは/etc/xenに置き、VMに付ける一意的な名前を設定しておく必要がある。
VMのコンソールに接続するコマンドは「xm console yourvm 」。Ctrl-](Controlキーと右角括弧)を押せば、接続は切断される。コンソールを切り離したあとも、VMは動作を続け、シャットダウンはしない。再度「xm connect」コマンドを実行すれば、再びコンソールが接続される。
ヒント /etc/xenにある構成ファイルはテキスト形式のため、編集は容易だ。たとえば、vcpusの設定値を変えるだけで、VMから見えるCPUの数を変更することができる。これは仮想CPUであって、実際のCPUではない点に注意。したがって、実際にはCPUが1基しかなくても8を設定すれば、ゲストOSにはCPUが8基あるように見える。これを利用してデスクトップでクラスターをテストすることができるので非常に便利だ。
仮想化に関連するFedoraコマンドとXenコマンド
Fedora上のXenを扱う際に有用なコマンドを以下にまとめた。
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virt-manager-- Red Hatの新しいグラフィカルXen管理システム。 -
vncviewer-- Xen VMのグラフィカル出力に接続するコマンド。 -
xend-- Xenデーモンを起動したり停止させたりするコマンド。したがって、serviceコマンドを使わなくても起動・停止はできる。 -
xenguest-install.py-- 構成ファイルの作成に便利なスクリプト。 -
xm-- 稼働しているVMの状態を操作するコマンド。
