まとめ
Songbirdが自らに課した目標は見上げるほど高い。オーディオプレーヤーの市場は高度に飽和し、フリーと非フリーの両方のデスクトップには大物が磐石の構えだ。しかし、Mozilla Firefoxを世界最高のWebブラウザに成長させたフリーソフトウェア・コミュニティは、音楽アプリケーションでも同じことができる。
Songbird 0.25の技術的な土台はすばらしく、Webに統合されたインターフェイスは考え抜かれている。この点はMiroに比肩する。Miroは、単によくできたビデオプレーヤーというだけでなく、他のアプリケーションから乗り換える十分な理由になるほどの体験をユーザに提供する。そういった異体験を生み出す可能性を秘めていることが、Songbirdの本当の強みである。
だが、現在のバージョンを見ると、デザインの決定においてiTunesとWinampにならうことを進んで選んだことで、評価は大幅に後退する。Songbirdは、iTunesとWinampの過ちを併せ持っている。両者を模倣したプレーヤーを作ることは、Songbirdの成功のチャンスを台無しにする確実な方法である。慣習にとらわれない発想が、Firefoxにタブブラウザやブックマークレットなどの革新をもたらした。Songbirdが過去に拘泥することをやめ、並外れた可能性を伸ばすことを私は願う。
