Lotus Symphonyには、ワードプロセッサとスプレッドシートプログラムとプレゼンテーション用ツールが含まれている。SymphonyをダウンロードするためにはIBMのサイトで登録する必要がある。Symphonyのインストールは非常に簡単だった。なおインストールには490.5MBのディスク空間が必要だ。
Symphonyの起動にはOpenOffice.orgと同じくらいの時間がかかった。Symphonyは3つのアプリケーションのすべてにおいて保存の際のデフォルトのオプションではODFとして保存されるが、Microsoft Office形式やプレーンテキストやRTF形式でも文書/スプレッドシート/プレゼンテーションを保存することができる。またPDFファイルとして文書をエクスポートしたり、OpenStorm形式(ベータリリース)で保存したりすることもできる。
Symphonyの最大の長所はタブの使用だ。各タブには個々のオフィス文書を持たせることができる。SymphonyのタブはFirefoxウェブブラウザのタブと同じような見掛けで同じように動作する。タブ間の切り替えはスムーズで、ほぼ瞬時に行なうことができる。これは、タブに置いてある文書の種類によって、表示されるコントロールも変わることを考えるとなかなかすごいことだ。例えばテキスト文書のタブからプレゼンテーションのタブへ切り替えた場合には、切り替えに合わせてSymphonyのツールバーもプレゼンテーションツールの構成に変わる。
|
| Lotus Symphony |
同時に複数の文書を扱っている場合、どのタブがどの文書のものなのかを覚えておくのはなかなか大変だ。Lotus Symphonyには開いている文書すべてのサムネイル画像を表示するExposé風の機能があるが、このベータリリースではいくつか不具合があった。例えばExposé風のビューの中で、どの文書も未保存文書かのような名前で表示されてしまっていた。つまり、文書は「New Document(新規文書)」、スプレッドシートは「New Shreadsheet(新規スプレッドシート)」、プレゼンテーションは「New Presentation(新規プレゼンテーション)」という名前になってしまっていた。その結果、開いている全文書の中からファイル名を見て文書を見つけ出すことができるようになっているはずのExposé風のビューが、まったく台無しになってしまっていた。
Symphonyにはまた、ブラウザも統合されている。文書内にリンクがある場合にリンクをクリックすれば、Symphonyウィンドウ内のタブの中でブラウザが立ち上がる。これによりブラウザとオフィススイートとを切り替えるのに必要となる時間を節約することができる。さらにSymphonyには図解付きの詳細なヘルプガイドが付いている。実践的なスクリーンキャストと合わせて使用すれば、誰でもSymphonyを使い始めることができるだろう。
