OpenOffice.orgの開発に参加することを発表したときIBMは、まずは同社のLotus Notes製品の一部として開発していたコード、具体的にはiAccessible2アクセシビリティ・ツールを寄与することから始めると述べていた。しかし現在ダウンロード可能になっているLotus Symphonyのベータリリースにはこのツールは含まれていない。
最後に、IBMはLotus Symphonyを初心者にやさしいものにすることに多大な労力を費やしている。Lotus Symphonyのために用意されているオンラインの仮想実践ツアーは、詳しくて分かりやすい。またSymphonyユーザは、Symphonyプロジェクトが9月下旬に開始したオンライン・ギャラリー・セクションのおかげでより多くの画像やテンプレートを利用することができる。しかしこの点についてもやはり、ギャラリーの利用規定でコンテンツの使用は「個人利用/非商用利用でLotus Symphonyの使用に関連する場合にのみ」に制限されているため、SymphonyはOpenOffice.orgユーザの役には立っていない。
まとめ
Lotus Symphonyは、きわめて有用なオフィススイートだ。Lotus Symphonyのインタフェースはユーザの時間を節約するように設計されていて、現在のベータリリースの段階であってもすでに安定していた。しかし一方でIBMはMicrosoftとの文書形式戦争にLotus Symphonyをもって対抗しようとしているのかもしれないが、OpenOffice.orgにとっては最悪の形でそれを行なっているようにも思われる。
