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OLPCに対するJava移植を呼びかけるJavalobby

2007年10月17日 10:45 Linux.com-Staff(2007年10月12日(金))
 Java開発者の間でよく知られているJavalobbyサイトの創設者Rick Ross氏は、One Laptop Per Child(OLPC)プロジェクトを取り上げた最近の記事でそのすばらしさを説明している。また、彼はSun Microsystemsの『2007 Corporate Social Responsibility Report』(2007年度CSR報告書)にOLPCが登場しないことに言及することで、同社の社会的責任を浮き彫りにしている。Ross氏は、この状況を改める時期が来たと考えている。

 「おそらく、Sunと世界中のJavaコミュニティにいる我々全員は、Javaプラットフォームの力がOLPCの活動の進展に役立つことを実証せざるを得ない状況に向かいつつある」とRoss氏は言う。今日、OLPCがユーザインタフェースSugarに使用しているのはJavaではなくPythonである。OLPCが活動に着手した際には、ライセンス条件の問題によって検討対象から外れていたものの、Javaは今やGPLに基づくフリーソフトウェアなのでOLPCでの利用が可能だ、と彼は語る。「(Sunだけでなく)Javaコミュニティの社会的責任の範囲が拡大している以上、OLPCの支援は我々の優先リストの上位に置くに値する活動といえるだろう」とRoss氏は示唆する。

 十分な資金と労力がなければ克服できない技術的な問題の存在が、OLPCラップトップ上でのJavaの実行を妨げていることから、Ross氏は以下のような支援を申し出た。

Javalobbyは口先で言うだけでなく実際に資金を提供するつもりだ。OLPCにJavaを導入するための妥当で信頼できるプロジェクトの企画と準備を進めようという人物がいれば、Javalobbyはその活動を軌道に乗せるための元手資金として最大5,000ドルを寄付する用意がある。

 OLPCのソフトウェアおよびコンテンツ部門の責任者Walter Bender氏には、OLPCのXOデバイスでJavaを実行することに何の異存もない。彼は次のように語る。「もともと我々がJavaではなくPythonを選んだ第一の理由は、(Pythonが)FOSSだったことにある。また、SunがJavaのライセンス供与について方針を転換したあとも、数多くの理由から我々の開発はすべてPythonで行ってきた。Sugar環境をフォークさせてのJavaバージョンを作るとともに、現行のPythonバージョンでもJava向けの基本的なライトウェイトサポートを提供することに、我々は関心を寄せている。しかし、我々が(OLPCラップトップの大量生産に向けて)全力を注いでいるうちは、Javaコミュニティにこうした仕事を委ねることになるだろう」

 要するに、JavaとOLPCのどちらの陣営も関心を示しているということのようだ。あとは、各種Javaコミュニティが名乗りを上げるかどうかだ。

Linux.com 原文

最終更新:2007年12月17日 17:07