Linspire 6のCDは、これまでと同じように、インストールディスクとライブCDを兼ねている。ハードウェアサポートの面は申し分ない。デュアルコアのデスクトップマシン(E4400とE6300)でもそれほど高速ではないCeleron 1.3GHzのノートPCでも動作し、PCMCIAおよびPCIの各無線カードからUSBメモリ、USBハードディスク、USBカメラに至るまであらゆるハードウェアが検出された。
Linspire 6のインストール手順は非常にシンプルで、時間もあまりかからない。デュアルコアマシンだと10分もしないうちに終わる。上級者向けのインストールオプションも用意されているが、単にインストール先のパーティションを選択できるだけのものだ。/homeや/rootなどのディレクトリ用にパーティションを分けておきたい人もいるだろうが、残念ながらそれはできない。Linspireは今なおReiserFSファイルシステムをデフォルトとしている数少ないディストリビューションの1つである。ただし、パーティションをフォーマットして、ext3など別のファイルシステムを入れることもできる。
Linspire 6の粗雑さが目に付くのは、インストールが終わってからだ。1つ前のメジャーリリースLinspire 5.0は、秀逸と呼べるディストリビューションだった。ユーザインタフェースの華やかさにも目が向けられ、アプリケーション群も満足できるものだった。しかし、Linspire 6はそのどちらの面でも失望させられる。標準の壁紙はあるが、3Dデスクトップの機能はない。LTorrent(代わりにKTorrentが入っている)やNvuなど、独自のカスタムアプリケーションの一部も取り除かれている。
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| Linspire 6.0 |
CDで50ドルという価格の割には、Linspireの収録アプリケーションはあまり充実していない。オフィスおよびインターネット関連のアプリケーションについても、その他のKDEアプリケーションについても標準的なラインナップになっている。前者としてはオフィススイートのOpenOffice.org、インスタントメッセージングのPidgin、音楽再生用のRealPlayer、CDおよびDVDバーナーのK3b、トレントダウンロード用のKTorrentなどが、後者としてはKMPlayerや各種KDEゲームが含まれている。システムの設定は、KDEのControl Centerを使って行う。また、ファイアウォールの設定用にはFirestarter、パーティション管理用にはGPartedがそれぞれ用意されている。多くのディストリビューションと同様、カスタムアプリケーションも存在するにはするが、LsongsとLphotoの2つしかない。また、このディストリビューションのWebブラウザには、Linspireのよく知られた拡張機能Hot Wordsを備えた改良版のFirefoxが採用されている。
