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おそらく群衆の中にはFBI捜査官の類も混ざっていただろうが、大多数を占めていたのはハッカーおよびその予備軍達である。ToorConの会場は今回使用された巨大なコンベンションセンターの一隅を占めていただけで、すべてのイベントは上階にある3つのミーティングルームで行われた。
登録待ちの行列に並んでいる際に遭遇したのは、アトランタでフォレンジックス企業を営むScott Moulton氏であり、同氏は損傷したフラッシュドライブからのデータ復旧法についての講演を土曜日に行う予定になっていた。そしてMoulton氏と会話している際に同氏が見つけたのが、偶然そこを通りかかったJohnny Cache氏である。このCache氏とDavid Maynor氏という両名は、昨年のBlack Hatにて騒動化した一件によってAppleコミュニティのブロガー達から悪し様な非難を受けることになった。彼らは、法律を盾に取ったApple側の強引な主張によって、Wi-Fiセキュリティの突破手口を録画したデモンストレーションにおいてAppleのWi-Fiカードに関する言及を禁じられたばかりか、ブログコミュニティでの攻撃から身を守ることもままならない状況に置かれたのである。今回Cache氏はToorConでの講演予定を持っておらず、単なる一参加者として来場したとのことだ。
私は土曜日に、ToorConの創始者であるDavid Hulton氏(h1kari)とイベントコーディネータのGeorge Spillman氏(Geo)および先のJohnny Cache氏と数分間ほど会話をする機会を得て、わずかながらもToorConの歴史について学ぶことができた。Hulton氏の説明によると、9年前に友人の1人と同コンベンションを立ち上げた時、同氏は弱冠15歳に過ぎなかったとのことである。ラスベガスで開かれたDefCon 4に参加した直後に、そのローカルバージョンを開催することを決断したとのことだ。その友人は翌年以降は参加できなくなり、Hulton氏がその後の活動を継続したものの、当時はここまで名が知られたイベントに成長するとは夢想だにしなかったとしている。
この金曜夜は、その一部はCoffeeWarsのメンバであったが、DefConのレギュラー参加者の何人かと交流することができた。たとえば、担当教師の1人が大学でのハッカー教育について講演をするのでそれを聴きに来たなどといった学生達や、自分に何ができるかを確認しに来たシカゴに住む大学の数学教師、またSan Diego 2600から流れてきた有名人、生え抜きのエリートハッカーやその数ランク落ちクラスのハッカー連中など、年代的には10代から60代に至るまで幅広い参加者が集っていた。