Ubuntuには大きく分けて3つのバージョンがある。つまり、デスクトップ環境にGNOMEを搭載したUbuntuと、KDEを搭載したKubuntuと、Xfceを搭載したXubuntuだ。その他にもUbuntuには派生物があり、フリーソフトウェアのみを含んでいてクローズドソースのコンポーネントを含まないGobuntu(解説記事)や、教室での使用に向いているEdubuntu(解説記事)などがある。
Ubuntu、Kubuntu、Xubuntuはどれも、以前のバージョンと同じインストール方法を使用している。Ubuntuは、グラフィカルなインストーラがあるライブCDとしてブートすることもできるし、あるいはインストールCD経由でセットアップすることもできる。インストールCDを使うと、テキストモードのインストールの際に詳細なオプションを設定することができる。Ubuntu 7.10では、インストールCDを使用してインストールする際に、ハードディスクを暗号化するためのオプションが増えた。ライブCDのインストーラはおそらく、私が使ったことのあるオペレーティングシステム用インストーラの中で、最も簡単に使うことができた。
今回テストマシンとして使用したのは、AMD Athlon 64 X2 3800+ プロセッサと、Nvidia 7300GTビデオカードと、2GBのRAMを搭載したマシンだ。ただしGutsyを動かすためには、256MB程度のメモリを搭載した標準的なハードウェアを使用すればまったく問題ないだろう。
今回は、Gutsyの64ビット版をインストールした。ハードウェアアクセラレーションを有効にするためのバイナリのビデオカード用ドライバは、前リリースと同様に、たやすくインストールすることができた。最初にUbuntuを起動すると、Restricted Driver Managerがバイナリドライバが利用可能かどうかを知らせてきて、希望すればインストールすることができるようになっていた。Ubuntuは私のマシンのNvidia GeForce 7300GTをすぐに検知した。ドライバを有効にしてマシンを再起動すると、ビデオカードの機能をフルに利用することができるようになった。
Ubuntu 7.10では、システムにインストールされているビデオカードがハードウェアアクセラレーションをすぐに利用できる状態になっていれば、3D画面効果を可能にするCompiz Fusionが自動的に有効になる。そうでない場合には、次回バイナリドライバをインストールした状態でコンピュータを起動したときに、自動的に3D効果が有効になる。3D効果には2つのレベルがあり、デフォルトの「Normal」レベルでは、使用する資源を最小限に抑えるために一部の効果(コンポジティング、陰影、アニメーション最小化など)のみが有効になる。一方「Extra」レベルでは、ほとんどの効果(はためくウィンドウ、作業画面切り替えのアニメーション化、透過など)が有効になる。Compiz Fusionにはマウスホイールを使って作業画面をスクロールすることができるなどユーザビリティに関する改善点もいくつかあるが、システム資源にさらに負担をかけるほどのメリットはないと感じたので私は通常はそれらの効果を無効にしたままにしている。もっとも、驚くべきことに私のシステムの場合これらのデスクトップ効果を有効にしたまま3Dゲームをしたときにもパフォーマンスの低下は見られないようだった。
ゲームについて言えば、Neverball、Frozen Bubble、Tux Racer、Chromium、Doom 3をインストールしたところ、どれも期待通りに動いた。なおDoom 3はFeisty上よりもGutsyでの方が実際にやや高速だった。
