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革新の伝統に立ち返るFedora 8

2007年10月30日 09:06 Bruce-Byfield(2007年10月23日(火)) 1 2 3 4 5
 ソフトウェアのメジャーアップデートと一口に言っても、すべてが同じくらいに重要であるというわけではない。たとえばFedoraの最近の2つのリリースを比べてみれば良い。Fedora 7では、舞台裏的な部分の改良が行なわれたり、外部の一般の人々にも吟味できるようにリリースプロセスが公開されたりはしたものの、デスクトップユーザの目に見えるような改良点はほとんど提供されなかった。対照的にFedora 8 Test 3から伺い知れるように来月予定されている次期リリースのFedora 8は、革新的な新技術を幅広く導入するというFedoraの伝統に立ち返るものになるようだ。そのような新技術の中には、新しいファイアウォールツールなどプラスではあるが些細なものもある。一方、Javaの一バージョンであるIcedTeaCodec Buddyなどのような新技術はまだ不備な点もあるものの、やがては他のディストリビューションにも含まれるようになる可能性を秘めたものだ。

 過去の7つのFedoraのリリース(及びRed Hatのリリース)を経たFedoraは、ディストリビューションの多くの面に関して定番化してきた。前リリースと同様にFedora 8も、ネットワークインストールか、あるいは、GNOME版またはKDE版の2枚組みライブCDからインストールすることができる。インストーラのAnacondaは最近のリリースのものと比べて壁紙以外にはあまり変更はなかった。またソフトウェアのインストール用のyum、Pirut、Pupについても目に見えて高速化していたこと以外には大きな変更はなかった。

 同様にSELinuxを中心とするセキュリティツールにも大きな変更はなかった。なお、Fedora 8には、理論上消費電力とCPUの発熱を抑えることができるticklessカーネル(2.6.23カーネル)に加えて、GNOME 2.20、OpenOffice.org 2.3、Firefox 2.0.0.6など、これまで通り、定番のあらゆる生産性ツールの最新版が備わっている。

 またFedora 8では、新しいデスクトップを導入するというFedoraの伝統もこれまで通り維持されている。Fedora 7のデスクトップはエアブラシで書かれたやや派手な感じのテーマだったが、それに対してFedora 8のテーマであるInfinityはまったく逆の方向性を持つミニマリスト的なテーマで、デフォルトの壁紙はいくつかの飛行機雲が集束している様子を表わしている。

 以上のような基本的な部分にも不備がないわけではない――例えばインストーラはデスクトップの選択肢にXfceも含めた方が良いだろう――しかし全体的には、ほとんどのユーザにとって妥当なオプションが揃っていて手堅いものになっている。そのようなしっかりとした基盤があるため、Fedora 8は革新的なことを行なうことができる強固な状態にあり、それを実際に行なっているということは、たとえ革新が常に成功しているわけではなくてもFedoraコミュニティにとって名誉なことだ。

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最終更新:2007年12月30日 17:07
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