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Linuxレビュー:可もなく不可もないRed HatクローンのX/OS

2007年11月05日 10:59 Preston-St.-Pierre(2007年10月24日(水)) 1 2
 X/OS Linuxは、Red Hat Enterprise Linuxのソースから構築されたディストリビューションだ。開発者たちはX/OS Linuxを「手間のかからないエンタープライズクラスのLinuxオペレーティングシステムを商用サービスなどに束縛する使用規定なしで提供するため」に作成したとしている。フリーソフトウェアを中心に形成されているコミュニティと、いくらかの改善が含まれるRed Hatの改良版を期待して今回X/OS Linuxをダウンロードしてみたのだが、どうやら大きく期待し過ぎていたようだ。

 X/OSは、6枚組みのCDか、または3.6GBのDVD 1枚として提供されている。DVDイメージのダウンロードの完了を一晩中待っていたので、私はX/OSがどのようなディストリビューションなのかを一刻も早く知りたくなってたまらくなった。さっそくブートすると見慣れたAnacondaインストーラが現われたが、私が最後にRed Hatを使ったときからややアップグレードしていて、またX/OSに合わせたテーマになっていた。インストールはFedoraユーザにとってはいつも通りのもので、かなりユーザフレンドリーだった。インストールに関して今回遭遇した唯一の難点は、MBRにGRUBをインストールしないことを選択したところ、X/OSをブートするための適切なGRUBの設定をインストーラがコピーしなかったことだ。そこでX/OSのCDでブートして「linux rescue」を利用しようとしたのだが、「ブートローダ修正用スクリプト」といった類いのものは用意されておらず、単に管理用のシェルになった。そのためmenu.lst(GRUBの設定ファイル)にX/OSを手動で追加せざるを得なかったのだが、必要な情報をコピー&ペーストするだけで済むようになっていて欲しかった。とは言え、これは小さな問題点であるうえ、X/OSのGRUBをインストールしても良いという人には問題にはならない。

 最初のブートでは、ユーザは様々な設定オプションを入力する必要がある。ここでもやはりウィザードの画面はRed Hatのものではなく、X/OSに合うような良い感じのテーマになっていた。すべての質問に答え終わったとき、その時点まではすべて適切に動いていた様子だったのにも関わらず、突如としてカーソル以外の部分の画面が真っ黒になってしまった。10分後、まだカーソルを動かすことはできたが、それ以外には何も変化はなかった。そこでCtrl-Alt-BackspaceでXを終了しようとしたが無駄だった。また、Ctrl-Alt-[F1-F6] を使ってコンソールにアクセスしようともしてみたが、やはりできなかった。そのため結局、コンピュータをリセットしなければならなかった。この後、ウィザードの質問に答え終わったらフリーズするという無限ループに陥るのではないかと懸念したのだが、その心配は杞憂に終わり、設定は保存されていて、X/OSはブートしてログイン画面を表示した。設定ウィザードで追加しておいたユーザとしてログインすると、X/OSのテーマのGNOMEデスクトップが表示された。

 画面上では「アップデートがあります」という点滅するボタンが最も目立っていたので、アップデートのダウンロードを開始して、その間にすでにインストールされていたプログラムにざっと目を通してみたところ、インストールの際に、自作のスクリプトをローカルでテストするためにマシンを使えるように、システムにインストールするものとして、ウェブサーバ、データベースサーバ、FTPサーバ、SSHサーバ、開発、デスクトップなどのカテゴリを選択しておいたのにも関わらず、実際に起動していたのはSSHサーバだけだった。このことに関して、2つの相反する感想を持った。一方では、コンピュータをウェブサーバにするというオプションを選択しておいたのだから、OSがコンピュータをウェブサーバにしておいて欲しいと思った。しかしもう一方でセキュリティ的な観点から考えると、上に挙げたような各種のサーバのような機能はそれぞれ設定を見直した後で手動で有効にする必要があった方がずっと安全だとも思った。Apache 2、MySQL、vsftpdについてはサービス設定ウィザードを使用して有効にした。ApacheではPHPが使えるように設定されていて、データベースへのアクセスもまったく問題なく行なうことができた。以上のような作業をしている間にアップデートがインストールされたので、完了後は指示通りにリブートした。

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最終更新:2009年06月24日 13:54
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