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特に新鮮味のないLinux Mint 3.1

2007年11月13日 09:51 Jeremy-LaCroix(2007年11月9日(金)) 1 2 3
 Linux MintUbuntuの派生ディストリビューションで、Mintのウェブサイトによると「エレガントで快適で最新のGNU/Linuxデスクトップディストリビューション」を生み出すことをその目的としている。しかし残念ながらMintは少なくともその目的の一つである「最新」という点を達成しておらず、またその他にも様々な期待外れの欠点を抱えている。

 Mintには大きく分けて2つのバージョンがある。プロプライエタリなコーデックやプラグインを含むメインのバージョンと、それらを含んでいない軽量バージョンだ。どちらのバージョンもUbuntuと同様にユーザインターフェースとしてGNOMEを採用しているが、XfceやKDEを含んだ他のバージョンのMintもある。

 今回、AMD Athlon 64 X2 3800+ プロセッサ、2GBのRAM、Nvidia 7300GTビデオカードを搭載したテスト用のマシンにメインバージョンのMintをインストールしてみた。Mintには64ビット版がないため、32ビット版を代用するしかなかった。

 Ubuntuと同じくMintもライブCDとしてリリースされていて、ライブCDの環境の起動後すぐに使うことのできるグラフィカルなインストーラが用意されている。このインストーラは実際にはディストリビューション名を適宜Linux Mintに変更している以外は、Ubuntuが使用しているものとまったく同じものだった。インストール作業には10分程度かかった。

 Mint 3.1(コードネームCelena)には独自のテーマが用意されていて、ブート画面、スプラッシュ画面、GNOME Display Manager、GTKテーマがカスタマイズされていた。ブート時の画像とGDMは良い感じだったが、デフォルトのMurrineテーマは相対的に見て見劣りしていた。Mintのデフォルトのレイアウトにはパネルが一つしかなく、この点はパネルが2つあるUbuntuなど他のほとんどのGNOME搭載ディストリビューションとは異なっていた。またMintでは、利用可能なアプリケーションを表示/起動するためのメニューバーとして、デフォルトのものではなく「Mint Menu」を使用していた。Mint MenuはSUSEのSlabメニューに似ていて、すべてのアプリケーションのリストが次々と画面全体に広がって表示されていくのではなく、コンテキストボックス内に表示されて必要に応じてスクロールするようになっていた。この変更点については目新しくて面白いと思った。

 Mintでの私の最初の任務は、マシン上でハードウェアアクセラレーションをフルに利用するために、クローズドソースのNvidiaドライバを有効にすることだった。UbuntuではRestricted Drivers Managerがマシンのカード用のバイナリドライバが利用可能なことを教えてくれることに慣れていたのだが、Mintでは提供されていなかった。しかしプログラムのリストの中に、プロプライエタリなNvidiaドライバやATIドライバを簡単にインストールできるようにするためのスクリプトであるEnvyがあることに気付いたので、Nvidiaドライバを有効にするために使うことにした。Envyは、2、3回クリックしただけで、ドライバのコンパイルに必要となるソフトウェアをすべてダウンロードして、Nvidiaのサイトから最新版のドライバをインストールした。Envyの指示通りにマシンをリブートしてみると、ドライバがちゃんと動いていた。

linuxmint_thumb.png
Linux Mint 3.1

 Mintではまた、カスタマイズされたソフトウェアアップデートツールのMintUpdateが提供されていた。MintUpdateは利用可能なアップデートを様々なレベルに分類して、アップデートによってシステムが壊れてしまうことのないように、デフォルトでは一定のレベルのアップデートだけを有効にする。とは言え望むなら、より高いレベルのアップデートを選択することもできるようになっている。

 次に、MP3ファイルやOGGファイルや、CNNやYouTube(Flash)のビデオなど、様々なタイプのメディアを再生してMintに含まれているコーデックやプラグインを試してみた。MintではDVDのサポートも最初から有効になっていて、まったく問題はなかった。試してみたタイプのメディアはどれも、手動で何かを設定する必要はまったくなく、すべて期待通りに動いた。最初からほとんどすべてのタイプのメディアが有効になっているのは良かったが、Ubuntuの最近のリリースでの方が簡単だった。

 MintのブートプロセスはUbuntuと比べてはっきりと分かるほど長い時間がかかったが、システムの全体的な速度はUbuntuと同じくらいに高速であり、またシステムそのものは(Linuxディストリビューションというものに対して期待されるレベルで)安定していた。ゲームをする際の性能に関して言えば、glxgearsは今回使用したグラフィックカードで通常プレイする際に期待するのと同じフレームレートで表示された。デフォルトではゲームは一つもインストールされていなかったが、MintはUbuntuと同じソフトウェアソースを使用するので、Linux用の私のお気に入りのゲームであるNeverballとChromiumはAPTを使用して簡単にインストールすることができた。

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最終更新:2009年06月24日 13:54