その他のシステムツールと設定ツール
gOSの「Administration」メニューには、数々の便利なシステムツールが用意されている。そこには、言語サポート(多数の言語に対応)、ログインウィンドウ、ネットワークツール、パーティションエディタ、印刷、画面とグラフィック、システムモニタ、アップデートマネージャなどが含まれる。
印刷(Printing)設定ツールは機能的でわかりやすいグラフィカルなPythonアプリケーションで、ユーザはこれを実行することでプリンタの設定が行える。今回はSambaのネットワークプリンタの設定にこのツールを利用した。スキャンというオプションを使うと、利用可能なプリンタの検出と表示が直ちに行われる。稼働中のプリンタを指定して、そのドライバを選択するだけでテスト印刷を実行することができた。
アップデートマネージャ(Update Manager)とアップデートノーティファイア(Update Notifier)は、Ubuntuに含まれているのと同じものだ。システムまたは各アプリケーションのアップデートをユーザに通知してくれるのがノーティファイア、アップデートを実行するのがマネージャである。この評価期間中には、適用可能なアップデートが数件あった。それらUbuntuのアップデートはアップデートマネージャで問題なく実行できたが、gOSリポジトリのミラーは常にダウンしていた。
gOSでは、デスクトップに関する設定が「Configuration」->「My Settings」に多数用意されている。このメニューコンテナ内の各モジュールはEnlightenmentの外観と機能をカスタマイズするためのものだ。このメニューからは、壁紙、テーマ、アイコン、フォント、カーソルの変更が行える。また、各アプリケーションをiBarから起動できるようにするか、ログイン時に起動するかの設定も可能だ。「Screen」というサブ項目の下では、仮想デスクトップの画面数、仮想画面の解像度、電源管理に関する項目を設定できる。さらに「My Settings」では、メニューの内容、ファイルマネージャの挙動、ウィンドウ機能なども変更できる。
iBar内にはQ&Aアイコンがあり、これをクリックするとユーザ支援フォーラムとWikiを一緒にしたような役割を果たすgOSのWebサイトが開かれる。gOSユーザはこのサイト上で質問をしたり、ほかのユーザから回答をもらったりできる。なお、この記事の執筆時点では、質問が数件しかなく、回答のほうはもっと少なかった。
まとめ
今回のレビューでかなりgOSが気に入った。豊富な機能とすばらしい外観を備えた小粋なシステムだ。動作の面でも優れており、きびきびと安定した動作を私のノートPC上で見せてくれる。何であれその他のLinuxに対応したコンピュータなら、どんな機種ででも動作するはずだ。デスクトップ環境Enlightenmentは綺麗にまとまっているし、iBarはあまりオーバーヘッドをかけずに必要な機能にクールな視覚効果を添えることができる。使ってみればきっと気に入るはずだ。
