確保されているスワップ空間を確認するには、「swapon -s」コマンドを使用する。その出力結果は次のようになる。
Filename Type Size Used Priority /dev/sda5 partition 859436 0 -1
このように、システムで使用されているスワップ空間が1行ずつ表示される。上記の‘Type’フィールドはこのスワップ空間がファイルではなくパーティションであること、‘Filename’フィールドはファイルがsda5というディスク上にあることを示している。‘Size’にはそのスワップ空間のサイズが、‘Used’にはそのうちどれだけ使用されているか(この場合はまったく使用されていない)が、それぞれキロバイト単位で表示される。また、‘Priority’はLinuxがスワップ空間を使用するときの優先順位を示す。Linuxのスワップ処理サブシステムがすばらしいのは、2つ以上のスワップ空間(別々のデバイスに確保するのが望ましい)を同じ優先順位にしてマウントした場合、それらの間でスワップ処理動作を並列実行(インターリーブ)してくれることだ。これにより、スワップ処理のパフォーマンスは大幅に向上する可能性がある。
システムにスワップパーティションを追加するには、まずパーティションの準備を行う必要がある。そのパーティションがスワップパーティションとして設定されていることを確認したうえで、スワップファイルシステムの作成を行うことになる。パーティションがスワップ用になっていることを確認するには、次のようなコマンドをrootで実行する。
fdisk -l /dev/hdb
‘/dev/hdb’の部分は、スワップパーティションが設定されている各自のハードディスクのデバイス名で置き換えること。出力結果は次のようになるはずだ。
Device Boot Start End Blocks Id System /dev/hdb1 2328 2434 859446 82 Linux swap / Solaris
パーティションがスワップとして表示されていない場合は、fdiskの実行でメニューオプションの‘t’を選択してスワップ用に設定し直す必要がある。ただし、パーティション設定の作業は慎重に行うこと。重要なパーティションを誤って削除したり、システムパーティションのIDをうっかりスワップ用に変更したりはしたくないはずだ。スワップパーティション上の全データが失われる場合には、変更箇所をすべて再度チェックすること。また、SolarisのパーティションにはLinuxのスワップ空間と同じIDが使用されるので、誤ってSolarisパーティションを消さないようにも注意が必要だ。
