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デスクトップの原点回帰を目指したLightweight X11 Desktop Environment

2007年12月06日 11:51 Bruce-Byfield(2007年12月4日(火)) 1 2 3
 既存プログラムを流用した上で軽快さを最優先で作られたLightweight X11 Desktop Environment(LXDE)は、特にテキストエディタを使った手間と時間のかかる設定を行うという点において、古典的なUnixプロジェクトを大いに彷彿とさせる存在である。実際デスクトップに表示されるフォントの品質が若干低めである点も、ビンテージプログラムらしき雰囲気を醸し出すのに貢献している。実用的な観点からすると、デスクトップ環境としての目新しい点は皆無に近いものの、その代わりにローエンドマシンでの使用にも充分耐え、最新のマシンであれば驚くほどの機敏さで動作する点を評価すべきだろう。

 LXDEでは、既存コンポーネントを流用してデスクトップを構築するという基本方針の下、デフォルトでウィンドウマネージャはIceWM、ファイルマネージャはPCManFM、イメージビュワーはGPicViewを使用するという仕様になっている。これらはローエンドシステムで多用されていることからも分かるように、いずれも非常に軽快な動作をすることで知られているプログラムばかりである。こうした特徴はIceWMで特に顕著に現れているが、必要であれば他のウィンドウマネージャを使用させることもできる。

 LXDE独自のコンポーネントとして上げられるのは、LXPanel、LXSession、LXMusicの3つしかなく、しかもこれらが唯一のデスクトップ用ユーティリティなのである。同プロジェクトのWebページにある説明によると、これらのプログラムはFreeDesktop.orgの定める標準に準拠させておらず、あらゆるグラフィカル環境での使用が可能であり、LXPanelおよびLXMusicについては他のLXDEコンポーネントをインストールしなくても動作する可能性が非常に高いということだ。

 なおIceWM関連のオプション機能としては、LXIceテーマがbzip圧縮形式のファイルで提供されている。

 LXDEのコンポーネントはすべて、ソースコードおよびDebian/Ubuntu用の.DEBパッケージの形態で同プロジェクトのサイトからダウンロードできる。ただし現在主流のスタイルとは異なり、LXDEにおけるパッケージのインストールは、その後に必要とされる各種設定作業の単なるスタート地点に過ぎない。そのこと自体はIceWMの使用経験者なら驚くにあたる話ではないだろうが、LXDEの場合は更に独自の設定要件が追加されているのである。

最終更新:2008年02月05日 17:07