カレンダーの連携:Google CalendarとKOrganizer
メールソフトとサーバの連携が済んだら、次はカレンダーに取りかかろう。残念ながら、Google Calendar向けの双方向の同期機能に関しては、Googleからの正式な発表はない。だが、Javaのランタイム環境とGCALDaemonを使えば、KOrganizerをGoogle Calendarと連携させることが可能だ。まずは、GCALDaemonのサイトからUNIX/Linux/AIX/Mac OS X共通のZIPアーカイブをダウンロードする。rootでログインしてこのアーカイブを「/usr/local/sbin」(なければ新しく作成する)に展開したら、すべてのユーザからアクセスできるように「chmod 777 /usr/local/sbin/GCALDaemon」を実行しておく。最後に「/usr/local/sbin/GCALDaemon/bin/standalone-start.sh」を実行する(このスクリプトの実行を起動処理に組み込む場合は、ショートカットを「~/.kde/Autostart/」に追加すればよい)。
今度はGoogle Calendarで「Settings(設定)」→「Calendars(カレンダー)」からを選択し、画面の一番下にある「ICAL」ボタンをクリックして、自分のiCal URLを取得(コピー)する。KOrganizerでカレンダーを新規作成するには、「Calendar(カレンダー)」タブの「Add(追加)」ボタンをクリックし、「Calendar in Remote File(リモートファイルのカレンダー)」を選択する。名前(たとえば「Andrew's Calendar」)を入力したうえで、「Download to(ダウンロード先)」および「Upload to(アップロード先)」の両フィールドに先ほどコピーしたiCal URLを貼り付ける。ただし、URLの「http://www.google.com」の部分は「http://localhost:9090」に置き換える必要がある。以上の設定を済ませて「OK」をクリックすれば、Google側からカレンダーのデータが読み込まれるはずだ。ユーザ名とパスワードを訊かれたら、Gmailのアドレス(この場合は「johnsmith@gmail.com」)とパスワードを入力すればよい。
KOrganizerとGoogle Calendarとの連携の出来は上々だが、1つだけ厄介な点がある。それは、どちらか一方で予定を削除しても他方には削除されないまま残ってしまうことだ。
