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Webサービスの基礎知識

2007年12月14日 10:52 Shawn-Hermans(2007年12月05日(水)) 1 2 3 4 5
 物理的に離れたコンピュータのプログラム間で情報を交換できることは、今日の企業における標準的な要件の1つだ。そしてリモートリソースへの最も一般的なアクセス方法が、HTTPによるサーバからクライアントへのHTMLファイルの転送、要するにWebサイトである。こうした情報伝達のやり方が功を奏している理由は、シンプルで身近に利用できるテクノロジと標準規格が使われている点にある。しかし、Webサイトには根本的な限界がある。Webページの情報を理解できるのは人間だけで、コンピュータにはそれができないことだ。

 Webサービスは、コンピュータどうしを直接結んでリモートリソースにアクセスする方法の1つである。本稿では、SOAPのような基本的なWebサービス標準規格と、WS-*規格群として知られる高度な拡張機能を紹介する。

 Webサービスがほかの手法と違うのは、シンプルなXMLメッセージを使って情報を送る、転送手段としてHTTPが使える、双方向(同期)通信が不要といった点だ。一般的に使える簡単なテクノロジと標準規格を利用していることから、Webサービスはコンピュータ間で情報をやりとりする手段としてすぐに定着した。

 W3C(World Wide Web Consortium)の「Webサービスアーキテクチャ」(Web Services Architecture)には、Webサービスの厳密な定義が次のように記されている。

...コンピュータどうしによるネットワーク経由の相互運用可能なインタラクションをサポートするためのソフトウェアシステム。機械的に処理できるフォーマット(具体的にはWSDL)で記述されたインタフェースを備える。他のシステムはWebサービスとのインタラクションを、そのサービス記述に従った方法で、SOAPメッセージを使用して行う。こうしたメッセージは通常、XMLシリアル化やその他のWeb関連規格と共にHTTPを使用することで伝えられる。

 この定義には、Webサービスのコアテクノロジが明確に記されている。SOAPはコンピュータ間でメッセージの受け渡しを行う標準化された方法、WSDL(Web Services Interface Language)はWebサービスのインタフェースを記述する言語、そしてXML(Extensible Markup Language)はこれら両テクノロジの基礎になるものだ。すべてのWebサービス標準規格は、これらの基本要素を何らかの形で利用して構築されている。SOAPとWSDLのほかに、UDDI(Universal Description Discovery and Integration)もコアとなるWebサービス標準規格の1つと見なされることが多い。これは、Webサービスに関する情報を保持するレジストリである。

最終更新:2008年02月13日 17:07