netwatch はネットワークの監視に重宝するツールで、個人的にかなり気に入っているものの1つだ。外部と通信中のIPアドレスまたはホスト名だけでなく、どのポートが使われているかも表示してくれる。netwatchのありがたさがよくわかるのは、インターネットから大きなファイルを絶えずダウンロードするユーザがいる中小規模のオフィスのネットワーク管理者だろう。帯域幅利用量に関する警告をメールで送信できるほか(-u <対象ユーザ>オプションを使用)、特定のパケットまたは全パケットのログを取ることができる。
speedmeter は、ここまでに紹介したものとは少し毛色の違ったツールだ。ネットワークトラフィックだけでなく、特定のファイル転送の速度と進行状況を測定してくれる。たとえば、自分の管理しているサーバからファイルがダウンロードされる速度とリアルタイムでのダウンロード状況を確認したいする。そんなときは「speedmeter <ファイル名>」とすれば、転送速度を示すプログレスバーが表示される。RX(受信)とTX(送信)の各速度をインタフェースごとに表示することもできる(それぞれ「-rx <インタフェース>」、「-tx <インタフェース>」を使用)。また、ADSL回線の上り速度、LANの転送速度、サーバへのファイル送信の所要時間の確認にも使える。
私がspeedmeterを使うのは、ある顧客にサイトのバックアップを送る必要があるときだ。バックアップをとった.bz2ファイルへのリンクをメールで送り、彼にアクセスしてもらう。speedmeterによってファイルのコピーが終了したことがわかるので、あとはファイルをマルチセッションDVDに焼く方法の詳細をメールで送るという具合だ。
ネットワークの監視に役立つツールはまだまだたくさんある。そうしたツールを利用して帯域幅を有効に使いたいものだ。
Razvan T. ColojaはLinuxおよびITに関連した記事を執筆しており、これまでに150本以上が通常の雑誌とオンライン雑誌に掲載されている。ルーマニアの雑誌のエディタを務めるほか、ルーマニアのLinux/OSSポータル・コミュニティサイトwww.mylro.orgの管理者兼エディタでもある。
