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| PacketProtector Admin Console |
再度PacketProtectorのAdmin Consoleを見ると、利用可能なオプションがかなり増えていた。前回あったメニューに、VPN、IDS、IPS(Intrusion Prevention System)、Proxy、CA(Certificate Authority)、Usersが増えている。
ファイヤウォール、IDS、IPSはあらかじめ構成済みで、すでに有効になっている。ただし、ファイヤウォールのログはとられていない。ログをとるには自分で有効に設定する必要があるのだ。これについて、リード・デベロッパーCharlie Vedaaは次のように説明している。「ログを有効にするにはipt_LOGカーネル・モジュール(insmod ipt_LOG)を挿入し、ログの対象とするルールに『-j LOG』というターゲットを追加する必要があるからだ」
メニューのIDSを選択すると、空のSnortログが表示された。ほかに、LogsとSettingsというオプションがある。Settingsで用意されているルールはlocal.rulesとvirus.rulesの2種類だけ。これ以外のルールを使うには、snort.orgからダウンロードし、USBドライブの/packetprotector/etc/snort/rulesディレクトリーに移しておく必要がある。こうして追加したルールはSettingsのページに表示される。ここで、Enabledラジオ・ボタンを、次いでSubmitボタンをクリックすると、そのルールが有効になる。
メニューのIPSを選択すると、IDSとほぼ同じページが表示された。違いは、Snort用ではなく、Snort-Inline用という点だけ。あらかじめ、裏口、ローカル、Webクライアント用のルールが用意されており、有効になっている。ほかに、bittorrent用のルールとSnort-Inlineをテストするための例もあるが、これらは有効にはなっていない。
メニューのProxyからは、ログの閲覧や設定の確認、あるいはウィルス対策のテストを行うことができる。テストは、ウィルスを含んでいることがわかっているファイルをダウンロードすることで行う。テストにパスしたので、SettingsタブでDan's Guardianコンテンツ・フィルターを有効にしてポルノやギャンブルをブロックした。このフィルターはGoogleのポルノを閲覧しても働く。Check for ClamAVシグニチャー・ボタンをクリックすると、何百というシグニチャーをダウンロードすることもできる。ただし、その内容については確かめていない。
メニューのVPNを選択してみたが、rootユーザーに対する証明がないと言われてしまった。そして、rootの証明を作成するか、Usersでユーザー名とパスワードを追加し、一旦ログアウトしてから新たに作ったユーザーで再ログインせよと指示された。それに従うと、今度はOpenVPNソースコードをダウンロードする手順が示され、コンパイルしてPacketProtectorのクライアント(サーバーではない)にインストールせよと指示され、さらにOpenVPNのインストール後ユーザーとサイトで正しく構成するために必要な4つのファイルへのリンクが示された。そこで、今回はパスすることにした。
今回の試用中、問題点を2つ発見した。一つはAdvanced FirewallにIRCでの接続に問題が発生するバグがあること。このバグはすでに改修されており、次回のリリースで提供される。もう一つの問題点は、PacketProtectorの起動が遅く、少々いらいらさせられること。Vedaaに尋ねると、デスクトップ・パソコンのARPキャッシュが壊れているのかもしれない、再起動してコマンド「arp -d 192.168.1.1」を実行してみるようにと言う。起動からLANが使えるようになるまで2分ほどかかっていたのだが、これが30秒ほどになるだろうというのだ。実際にやってみると改善した。同様の問題が発生したときは試してみるとよいだろう。
新しいアプリケーションやユーティリティーを、OpenWRT、non-free、WhiteRussianの各リポジトリーから追加することができる。Asteriskはその一つだが、PacketProtectorは外部のUSBハードドライブにアクセスできるため、ルーターの内蔵フラッシュ・ドライブしかない場合よりも、試してみる価値があるだろう。
PacketProtector.orgは、オープンソース・フリーソフトウェアの優れた例の一つだ。OpenWRT、OpenVPN、DansGuardian、ClamAVといった先人たちの仕事に積み上げる形で、自分たちの目標を定め、やり方を工夫している。その成果を使う人にとっても、素晴らしいことだ。
