操作性が格段に優れたデスクトップ環境
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| Geubuntu |
Geubuntuを使ってみておそらく最初に気づくのは、その軽快な動作速度であろう。その軽快さは、Ubuntu 7.10をベースにしているにもかかわらず、Pentium Celeron 1.3GHz搭載ラップトップのような数世代前のハードウェアでも充分に使い物になるくらいだ。これはUbuntuのデフォルトデスクトップ環境がリソース要件の高いGNOMEであるのに対して、Geubuntuではより負荷の小さいEnlightenmentが採用されているためである。
Geubuntuが起動し終わると、同チームのアート担当開発者の手によるSunshineテーマの美しさに圧倒されるはずだ。このデスクトップではパネル群を画面の上部と下部の両側に配置するデザインになっているが、表示スペースを有効活用するため、未使用時の上部パネルはデスクトップ上端に収納させることができる。一方の下部パネルも専有面積は小さいながらも、各種のメニューおよびアプリケーションランチャ、仮想デスクトップスイッチャ、時計などのアプレット類といった多数のコンポーネントが配置されている。私が特に気に入ったのは、パネルの専有面積を抑制するために採用された、アイテムがマーキー形式で自動スクロールするアプリケーションランチャである。
Geubuntuで採用されているSunshineおよびMoonlightというテーマは、デザイン的な完成度が高いだけにとどまらず、アニメーション効果も取り入れられている。前者のテーマでは画面下方にある太陽からの光が差し込み、後者のテーマでは巨大な月に覆い被さるようにEnlightenmentのロゴが表示される様子が波打つ水面に反射するというアニメーションで定期的に表示されるようになっているのだ。これら2つのテーマは、クリック1つで簡単に切り替えることができる(切り替えそのものも、ほぼ瞬間的に終わる)。
もっともこうした凝った演出も、肝心の操作性を損なうようでは本末転倒である。ところが私を魅了させてしまったこのGeubuntuの場合、コンポーネント選定の妙が功を奏して、操作性の点においても秀でたディストリビューションに仕上がっているのだ。その中でも特に大きく寄与しているのは、XfceパネルおよびThunarファイルマネージャという2つのXfceコンポーネントである。これらで賄いきれない部分は、GNOMEバーを始めネットワークマネージャや検索アプレットなどのGNOMEコンポーネントを流用することで補完されている。
