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ソーシャルネットワーキングで鼻つまみ者にされる11種類の行為

2008年01月10日 12:18 Bruce-Byfield(2008年1月8日(火)) 1 2 3
 今日のビジネス環境におけるソーシャルネットワーキングの重要性は、ここで言及するまでもないだろう。上手く使いこなせれば、自分の人脈の形成に活用したり、仕事に関する情報を事前にキャッチすることができるはずである。私同様にコンサルタント業で生計を立てている者であれば、この業種における収入の75から100%がネットワーキング活動に関係していることに得心してもらえるだろう。逆に言うとネットワーキング世界での立ち居振る舞いを誤ることは、業務上の手痛いしっぺ返しないしは致命的なダメージとして跳ね返ってくることを覚悟しておかなければならない。

 ネットワーキング世界で自分がしでかした不始末のもたらす危険性に最も高く曝されているのは、いわゆるIT労働者である。コンピュータの相手をすることがメインの業務である人間は得てして対人関係が苦手であり、内気であるが故に自分の殻にこもったり、あるいはそうした自分を誤魔化すために他人に対しては威圧的な態度で接するといったケースがよく見られる。また、LinkedInやFacebookなどのソーシャルネットワーキングサイトでは、こうしたサイトが簡単に利用できて雰囲気も和やかであるため、いつもの職場であれば口外すべきでない発言をしてしまうIT労働者が散見されるが、ネットワーキングの初心者の場合は特にそうした罠に陥りやすい。

 私の場合コンサルタントとして12年の活動経験があり、その間にネットワーキングにまつわる様々なトラブルを体験してきた。一口にIT労働者と言ってもその活動するフィールドは多岐にわたっているが、ここでは各分野で共通して見られる11種類の失敗を再確認することにする。これが教訓となって、読者諸兄がこうしたトラブルを回避することに役立てば幸いである。

1.他の企業や個人の中傷に走る

 同じ業界で仕事をしている同業者だが毎日顔を合わす訳でもないという人間に出会った時くらい、日頃は我慢している上司(現在だけでなく過去の上役も含める)や取引先の企業に対する愚痴をこぼしたくなるのは人情というものかもしれない。だがそうした感情を公の場で発言するのは賢明な行為ではなく、特に採用面接に相当する場では控えるべきである。ネットワーキングの世界とはいえ、特定の人物や企業に対する痛烈な批判を聞かされた側の人間は、それが本当であるかを確かめたくなるものだからだ。またそうした批判をする自分は後ろ向きの見方しかできないネガティブな人間だという印象を与えることにもなる。

 仮にそうした愚痴をこぼす相手が、過去に問題の企業や上司を相手にしたことのある被害者仲間であるならば、このような心配をする必要もないだろう。ただし最初に批判の口火を切ったのが相手側であったとしても、考えなしに迎合することは歓迎できない。そうした場合は、自分がネットワーキング活動に求めているのはフラストレーションのはけ口なのか、それとも人生を豊かにする社交活動なのかを自問してみればいいだろう。

2.許可なく第三者の名前を持ち出す

 ソーシャルネットワーキングの楽しみの1つは、自分の人脈の広さを大っぴらに自慢できることにあるとも言えるだろう。だとしても第三者を知人や紹介人として持ち出すのは、当事者の許可を得てからにすべきである。

 そもそも、そうした場合は当事者の承諾を求めるのが礼儀というものだろう。また外部からはうかがい知れない職場での人間関係的な理由があって、自分の名前を出すのは不都合だという場合もあるかもしれない。

 またIT業界にしろその他の職種にしろ、世間は存外に狭いものであるため、自分が誰それと友人なり知人であるという発言は比較的簡単にチェックされてしまうものである。よってそれが虚偽の発言であった場合、実際この場合は自業自得とはいえ、周囲の人間からは嘘つき呼ばわりされることになるだろう。

3.自分の人脈を誇張して語る

 自分の持つ人脈を過度に誇張することは、許可なく第三者の名前を持ち出した場合と同様の結果を招く危険性がある。確かにLinus Torvalds氏やAndrew Morton氏といった業界の著名人と個人的な付き合いがあることを臭わせれば、希望する職場への就職面接にこぎつけるチャンスは高くなるだろうが、その付き合いの実態が2年も昔に電子メールを1度交換しただけの関係でしかなかった場合、その事実が露見した暁には、嘘つきないしは誇大妄想患者との烙印が自分に押されることになるだろう。

4.露骨な求職活動を展開する

 転職情報を目的としてネットワーキング活動をする場合であっても、あからさまに仕事を求めるような発言をしないというのは暗黙のルールである。そんなものは現実を無視した建て前であると感じられるかもしれないが、少し考えてみれば、この暗黙のルールにもそれなりの意味があることが分かるだろう。そもそもネットワーキングの世界は、個人的な接触のできる非公式な場として成立しているのだが、それはビジネスの現場が個人的な接触を遠慮すべき公式な場であることの裏返しだからでもある。そうしたことを踏まえずに仕事を求めるあからさまな発言をするのは、場の雰囲気を乱す行為でもあり、周囲から空気の読めない鈍感者と見なされても仕方がないのだ。

 また他人の目からすると、そうした行為に走る者は、自分が欲しいものだけを求めてネットワーキング活動をしている人間だと映りかねない。職探しをしている自分にとっては効率性を追及した上での発言であったかもしれないが、周囲の人々にとっては、個人的な交友を結ぶ意欲のないメンバの1人だと受け止められるはずである。そうした反応はごく自然のことであり、例えばあなた自身、身勝手な目的で自分に接触を求めてきた人間には愛想良く応対しようとは思わないだろう。

最終更新:2008年03月11日 17:07