最後に
本稿では各種の盗難対策を論じたが、その大半は決して絶対確実なものなどではない。コンピュータ知識に造詣の深い窃盗犯が本気になって取り組めば、情報の漏洩を防ぐのはまず困難である。だがそれだけの技能や装備を有す窃盗犯は極めて少数派であろうし、システムに施されたセキュリティをわざわざ突破しようとする者もほとんどいないはずだ。
また敢えて言うなら、唯一完璧に近いセキュリティ対策とは、最初からラップトップやノートブックでは機密性の高い情報を扱わないようにすることである。
それでは、どの程度のセキュリティを施しておけば充分だと見なせるのだろうか? そのようなものは最終的に自分自身で決めるしかない。
Rick Cookは30年近くにわたってコンピュータその他のハイテク関連の記事を執筆しており、Linuxの使用歴はカーネルv1.2時代のSlackwareにまで遡ることができる。またコンピュータを題材にしたジョークを随所にちりばめたファンタジー小説も多数出版している。
