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KIOスレーブ活用術

2008年01月25日 11:02 Federico-Kereki(2008年1月23日(水)) 1 2
 KDE Input/Output(KIO)スレーブはKDEの持つ多くの機能を担っている働き者だ。ファイルシステム、ネットワークプロトコル、検索機能といった多様なリソースに対して一貫したアクセス法を与える。KDEアプリケーションがそうしたリソースに標準的な方法でアクセスできるのは、KIOスレーブが支えているからなのだ。FTPセッションを開いてリモートにあるファイルを手元にあるかのようにコピーしたり移動したりリネームしたり削除したりできるのも、Secure Shell(SSH)を介して接続しリモートのファイルをローカルにあるかのように使うことができるのもKIOスレーブのお陰だ。Webの閲覧でさえ、KIOスレーブを使っている。

 KIOスレーブを使うと、どこにでもある普通のプログラムが、ローカルだけでなくリモートのファイルも扱えるツールに、あるいは多様なプロトコルを処理するツールに変身する。たとえば、ファイルマネージャのKonquerorがWebブラウザーとしても動作するのはKIOスレーブを使っているからだ。

 どのようなKIOスレーブが利用できるかは、コンソールから(またはAlt-F2を押して)kinfocenterを実行し、そのProtocolsタブを見ればわかる。ここに完全なリストがある。ただし、一部のKIOスレーブについては、説明がほとんどない。たとえば、「camera:/」の説明には「Some info about protocol camera:/ ...」とあるだけだ。

 一般に、プロトコルは theKioslaveName:/ という形式で記述し、1本または2本の斜線のあとにはパラメーターが続く。フロッピードライブやUSBスティックにアクセスするときはfloppy:/のように斜線は1本、Webページにアクセスするときはhttp://のように2本引く。概して言えば、ネットワーク関連のプロトコルは2本だ。

例:KIOスレーブを使ったファイルの同期

 ノート・パソコンからデスクトップ・パソコンにファイルをコピーする場合を考えよう。このようなとき、普通ならSecure Copy(SCP)かrsyncを使うだろう。あるいは、UnisonSynbakなどの専用アプリケーションを使う。しかし、実は、お馴染みのファイルブラウザを使ってコピーできるのだ。ここでは、KonquerorとKIOスレーブを使ってコピーする方法を説明しよう。

 KIOスレーブを直接利用することはできない。プログラムのアドレスバー、または、Open FileやRunのダイアログの中で使う。まず、Konquerorを起動する。次に、メニューからWindows→Split View Left/Rightの順にクリックして、同時に2つのディレクトリーが表示できるようにする。アドレスバーは両方のパネルにある。左パネルをクリックしてコピーしたいファイルのディレクトリーを開き、右パネルをクリックしてアドレス・バーにfish://theUrlOfTheOtherPC/thePathToTheDirectory と入力する(リモートのマシンもユーザー名が同じ場合。異なる場合は、fish://yourUserName@theUrlOfTheOtherPC/thePathToTheDirectory とする)。ここでパスワードを聞いてくるはずだ。パスワードを入力してしばらくすると、リモートのディレクトリーがローカルのものとまったく同じように表示される。

 あとは、どちらもローカルにあるかのようにファイルを同期させるだけだ。同期だけが目的なら、Krusaderがお勧め。この同期ツールはKIOスレーブと相性がいい。

 同じように、Webサイトをメンテナンスする場合、普通ならFTPクライアントを使って変更したファイルをアップロードするだろうが、実はFTPクライアントを使う必要はない。KonquerorかDolphinのウィンドウでftp://theUrlOfYourSite を開くだけで、手元のコンピューターにあるかのようにリモートのファイルをコピーしたり削除したりリネームしたりできる。

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最終更新:2008年03月26日 17:07