「非常に画期的」
| ブログアプリケーションにはオープンソースが最適 |
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WordPressは最初からオープンソースソフトウェアだった。一方Movable Typeはつい最近オープンソースになったばかりだ。Six ApartのAnil Dash氏は、Movable Typeのオープンソース化に対するオープンソースコミュニティの反応は「驚異的」だとしている。
「コードに貢献したいという人々が非常にたくさん現われた。オープンソース化以前、コードを単に参照することができた状態のときにもプラグインやその他の改良点を貢献してくれる人々は常にいたが、貢献してくれる人々の数は今ではその当時の10倍にも増えている」。 「思いがけない嬉しい驚きもたくさんあった。例えば『Debian用のパッケージを作成した』や、『RPMを作成した』などと知らせてくれるメールを受け取った。これらのことはどれもわれわれにとって本当に興味深いことであるのに加えて、オープンソース化が正しかったという確信を持たせてくれるものでもある。Movable Typeが誕生して6年になるが、MT4をリリースしてからが、これまででもっとも大きく成長した」。 |
ブログ用プラットフォームを強化するための投資を取りつけることができた企業はAutomatticが最初ではない。ブログ用ソフトウェアMovable Typeの作成元で、そのオンラインサービスTypepadの運営も行うSix Apartは、2度の投資で確保した数百万ドルを利用して従業員の増加と、LiveJournalやSplashBlogなどの企業買収を行なった。また12月にはMovable TypeのソースコードをGPL(GNU一般公衆利用許諾契約書)の下に公開した。
Six Apartの副社長を務めるAnil Dash氏は、Automatticへの投資は「素晴らしいニュース」だと評価した。ベンチャー投資家がブログへの投資に関心を寄せているということは、わずか5年前には真剣に話を聞いてもらうことにも苦労した業界としては「非常に画期的」なことなのだという。このような画期的な出来事があると「手間もかかり面倒な細かい作業や事務処理にもやりがいを感じることができる」とのことだ。
Dash氏は次のように述べた。「投資の前にも後にも、われわれが行なったことでビジネスの拡大につながったのは、より多くのソフトウェアをオープンなライセンスの下でリリースすることと、より多くのことをオープンなプロトコルの下で行なうようにすることだった。Automatticの新たなビジネス体制においてもそのような傾向になるのであれば、前途は明るいと思う」。
一方でDash氏は、障害はまったくないというわけではないかもしれないとも指摘した。「オープンソースの製品を主として提供しているということと、投資に対する見返りを生み出す必要があるということとの間で何らかの矛盾が生まれるかもしれない。あらゆる収入がどこから得られているのかについてコミュニティがやや懐疑的になったりするにつれて、いくらかの矛盾は生まれるだろう――このような状況では必ず矛盾が生まれるものなのだ。無料や無料同然ではないものが出てくることは避けられないため、いくらかの反発が起こるかもしれない。しかし乗り越えることはできるだろう。普通は乗り越えることができることなのだ。実際、われわれがこういうことを解決しようとしていたとき、顧客は非常に協力的でいてくれた。Automatticの顧客もきっとそうだろうと思う」。
Mullenweg氏はコミュニティの反発を懸念しているのかもしれないが、その素振りは見せない。実際のところ、オープンソースにはこれまでと同様に取り組んでいくつもりなのだという。「Automatticも私個人としても、オープンソースに最大限に貢献し続けるつもりだ。オープンソースは私が非常に強く確信していることであり、AutomatticのDNAの核となっていることなのだ」。
