Chyrpパッケージには最も基本的な機能しか含まれておらず、プラグイン(Chyrp用語ではフェザー)を使って拡張する。たとえば、Photo、Quote、Video、Linkというフェザーで拡張すればtumblog風になり、Textile、Markdown、WordPress Formattingというフェザーで拡張すればマークアップのサポートが広がる。コメント・システムを付加するCommentingフェザーは、スパム対策のAkismetやAJAXベースのコメント再ロードなど、使える機能を備えている。タグ機能を付加するTagginatorも必須フェザーの一つだ。
フェザーのインストールは簡単だが、フェザーの一部は実際にはモジュールだということは知っておく必要がある。たとえば、LinkとQuoteのパッケージはフェザーだからChyrpのfeathersフォルダーに、CommentsとTagginatorはモジュールだからmodulesディレクトリーにインストールするという違いがあるのだ。フェザーのインストールは、まずフェザーをダウンロードして展開し、そのディレクトリーをfeathersディレクトリーにアップロードする。次に、ChyrpのツールバーからAdmin→Extend→Feathersの順に進むとインストールしたフェザーが表示されるので、その隣にあるEnableボタンをクリックする。モジュールのインストールも同様だが、コピー先はmodulesディレクトリーになり、有効化の操作はAdmin→Extend→Modulesセクションで行う。
ブログの管理機能については、必要なものはあらかじめすべて揃っている。ツールバーからAdmin→Settingの順に進むとSettingセクションが開く。Websiteタブでは、ブログの名称と説明の変更、ユーザー登録の有効化とデフォルト・ユーザー・グループの設定、日付の形式とページ当たりの記事数の指定が可能。Syndicationタブでは、トラックバックとピングバックなど、ブログのフィードに関する設定を変更。Routesタブでは、いわゆる「クリーンURL」、要するに単純なパーマネント・リンクの有効化と構成のためのオプションを設定する。Manageセクションでは、ポスト、ページ、ユーザー、グループについて管理する。繰り返しになるが、フェザーはなくても、コンテンツとユーザーの検索・編集・削除を手早く行うために必要なものはすべて揃っている。
まとめ
ブログをコラボレーティブな意見公開用のプラットフォームにして稼ごうと思っているなら、おそらく、Chyrpは適切ではないだろう。しかし、ごく普通の目的を持ち、カスタマイズが容易な軽量ブログ・エンジンがほしいのであれば、Chyrpを見てみることをお勧めする。
Dmitri Popov フリーランスのライター。ロシア・英国・米国・ドイツ・デンマークのコンピューター雑誌に寄稿している。
