rc-defaultタスクとinittab
SysVinitでは、/etc/inittabファイルの「initdefault」エントリを使って、システムの起動時にどの実行レベルに移るかをinitに対して指定する。Ubuntuではデフォルトの状態でinittabファイルが存在せず、Upstartのinitデーモンはブートしたシステムを(rc-defaultタスクを利用して)マルチユーザモード(デフォルトの実行レベル2)に移す。システムを別の実行レベルでブートさせたい場合には、inittabファイルを作成する。次のようにすれば、システムはシングルユーザモード(実行レベルS)でブートする。
$ cat /etc/inittab :id:S:initdefault:
システムがシングルユーザ(リカバリ)モードになっていてrootアカウントのロックが解除されている場合は、initがrootプロンプトの表示前にrootパスワードの入力を求めてくる。それ以外の場合は、パスワードを入力しなくてもrootプロンプトが表示される。
ただし、実行レベル0(停止)または6(再起動)ではシステムが正常に起動しないため、そのようなブート設定は行わないこと。マルチユーザモード(実行レベル2)でブートさせるには、inittabファイル(存在する場合)を削除するか、先ほどの例の「S」の部分を「2」で置き換えたinittabファイルを作成すればよい。
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