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Impressスライドでの直接録音を可能にするeVoice

2008年03月12日 10:59 Bruce-Byfield(2008年3月10日(月)) 1 2
 ここ数カ月OpenOffice.orgでは非常に多数の機能拡張が公開され続けているが、その大多数は利用頻度の高いアプリケーションであるWriterとCalc用のものが占めており、実際OpenOffice.org Extensionsのサイトにアクセスしても、Impress専用のものはごく限られた数しか登録されていない。そうした少数派の一員として最近新たに加わったのが、スライド上での直接録音を可能とするeVoiceである。設定さえ済んでしまえばeVoiceの操作に特に難しい点はなく、使い方次第ではImpressの各種機能と組み合わせた多彩な用途に供せるはずである。

 eVoiceを使用するには、事前にJavaをインストールしておく必要がある。なおFedoraに同梱されているIcedTeaバージョンはそのまま使えるが、Debianに付属するGCJバージョンは利用できない。また基本的な装備として、各自のマシンにマイクロフォンを接続しておく。これらの準備が完了したらOpenOffice.orgの機能拡張サイトからeVoiceをダウンロードし、Tools -> Extension Managerを用いてインストールする。この処理が正常に終了するとeVoiceメニューが追加されると同時に、アイコンが1つだけ表示されたフローティングツールバーが利用可能となるはずである。

 eVoiceを使用開始するには、まずサウンドカードへのマイクロフォンの接続を確認してから、eVoice -> Insertメニューを選択する。これにより操作ダイアログが表示されるが、その構成は画面上部に、Record、Play、Stop、Pauseの操作ボタン、中央部に録音時間のインジケータ、下部に録音終了時に使用するOKおよびCancelボタンという配置になっている。

 Insert -> Movie and Soundメニューで追加するサウンドクリップと同様に、eVoiceで録音したデータもカレントスライドの右端にグレーアイコンで表示される。これをクリックするとオブジェクトハンドルが現れるので、スライドのデザイン時に邪魔になるようであれば、任意の場所にドラッグで移動しておけばいい。なおスライド上映時にこのアイコンは非表示化される。

 eVoiceでは1つのスライドにつき1つの録音データしか保持できず、2回目以降の録音では既存データの上書きが行われる。録音結果を確認するには、ダイアログのPlayボタンをクリックするか、Slide Show -> Slide Showを選択すればいい。

 eVoiceにおける最も一般的な用途は、スライドにナレーションを付けるというものだろう。その場合はサウンドクリップの再生時間に合わせてスライドの表示時間を調整する必要があるが、この処理はSlide Show -> Slide Transition -> Advance Slide - > Automatically Afterを選択して、該当する時間を秒単位で指定すればいい。また展示会などのデモンストレーションでは無人状態でのエンドレス再生をさせたいこともあるだろうが、そうした操作はSlide Show -> Slide Show Settings -> Autoにより実行可能であり、このケースではリピートのインターバルを指定しておく。

最終更新:2009年06月23日 19:53
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