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知名度の低いGNOMEのパネルアプレット群でデスクトップ環境を改善する

2008年03月21日 11:15 Peter-Enseleit(2008年3月18日(火)) 1 2 3 4
 GNOMEデスクトップ環境には、デフォルトで一連のパネルアプレットが付属している。使っているディストリビューションのリポジトリやインターネットで少し検索すれば、正式にはGNOMEに採用されていない追加のアプレットがいくつか見つかるはずだ。もしかすると正式なものに劣らず便利なものがあるかもしれない。ここではそうしたアプレットのいくつかを簡単に紹介する。

Gnome Blog

 Gnome Blogパネルアプレットを使えば、ブログに新しいエントリを手っとり早く投稿できる。新規エントリのコンテンツに少しずつ取り組むことができ、作業を終えると変更内容が保存される。また、ブログサイトがGnome Blogに対応していれば、画像をドラッグアンドドロップでGnome Blogに取り込んで新規エントリに追加できる。編集終了後、「Post Entry(エントリを投稿)」をクリックすれば、新規エントリがブログサイトにアップロードされる。Gnome Blogに対応したブログサイトは、blogger.comadvogato.orglivejournal.com、またMovabletypeWordPresspybloxsomの各プラットフォームで構築されたもの、そしてbloggerAPIまたはMetaWeblogの各APIを使用したすべてのブログサイトとなっている。

Zeroconf Service Discovery

 この興味深い小さなアプレットにより、ローカルネットワークでZeroconfサービスが使えるようになる。Zeroconfは、AppleのBonjourまたはRendezvousとしても知られている。Zeroconfを使えば、自分のコンピュータ上のサービスを公開して、ネットワーク上のほかのコンピュータで使えるようになる。よく知られている例として、iTunesの楽曲共有機能がある。Linuxでは、RhythmboxやBansheeなどのメディアプレーヤーで同じことができる。こうしたメディアプレーヤーのどれかをネットワーク上で動作させて楽曲を共有する設定にしておけば、同じネットワーク上でZeroconfに対応したメディアプレーヤーを使っている別のユーザからも共有された楽曲の参照と聴取が可能になるわけだ。

 Zeroconfで公開できるサービスは、楽曲共有だけではない。一般的な職場のネットワークのLinuxマシンでZeroconf Service Discoveryアプレットを有効にすれば(当然、そのためのパーミッションが必要となる)、ほかのサービスがすぐ見つかるだろう。デフォルトではほんの数種類のサービスしか検索されないが、Zeroconf Service Discoveryアプレットの設定画面を開いて探したいサービスにチェックを入れることで、その数を増やすことができる。公開サービスとして見つけられるものとしては、各種プリンタのWebインタフェースのようなWebサイト、iTunesの共有ライブラリ、Apple Fileによる共有フォルダ、公開FTPサイト、Asteriskによるテレフォニー交換の対象、Webの共有ブックマーク、LDAPディレクトリ、GnuPG鍵サーバ、Apple iChatのユーザ、RealPlayerの共有お気に入り、共有されたRSSフィード、Skypeユーザ、WindowsおよびWebDAVファイル共有などがある。

 見つかったサービスをクリックしても、対応するプラグインがないというメッセージが表示されることがある。このアプレットのデフォルトの状態では、十分な数のサービスを利用できるだけのプラグインが用意されていないためだ。少なくともUbuntu Gutsy用のパッケージで、最初からサポートされているサービスとしては、EkigaによるH23およびSIP VoIPプロトコル、gnome-terminalによるSSHおよびSFTP-SSH、xvncviewerによるVNC接続、そしてNautilusで処理されるFTP、セキュアFTP(FTPS)、HTTP、セキュアHTTP(HTTPS)、WebDAV、セキュアWebDAV(WebDAVS)が挙げられる。ただ残念ながら、NautilusはもはやHTTPまたはHTTPSページのオープンをサポートしていないため、HTTPサービスをクリックしてもエラーが発生する。この問題はHTTPを処理するプラグイン「/usr/share/service-discovery-applet/plugins/nautilus.py」を編集することで解決できるが、ここでは詳しく説明しない。興味がある人は、このプラグインと同じ方針でPythonのプラグインを書き、「/usr/share/service-discovery-applet/plugins/」フォルダに加えることにより、対応可能なサービスの種類を増やすこともできる。

最終更新:2008年05月21日 17:07