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Drupalを用いたOSSプロジェクトコミュニティ活動の活性化

2008年04月04日 11:19 Jorge-G.-Mare(2008年3月7日(月)) 1 2 3
 私がHaikuプロジェクトのマーケティングリーダに就任した2006年当時における最優先の課題は、同プロジェクトのWebサイトを刷新することであった。Haikuのサイトではカスタムコードを使用していたが、そのままではプロジェクトおよびコミュニティのサイズ的な成長に追いつけなくなっていたのである。管理者サイドからの要望はコンテンツの追加と管理の行いやすい新規サイトへの移行というもので、可能であれば実績のあるオープンソース系コンテンツ管理システム(CMS:Content Management System)の使用が望ましいとされていた。これを受けてWebチームが選択したのが Drupal 4.7である。

 こうして私はWebチームのメンバおよびその他数名の協力者とともに、数カ月がかりでコンテンツキャパシティを増量させたHaikuプロジェクト用の新規Webサイトを構築したのだが、むしろこの件に関してより重要なのは、コミュニティメンバによる参加を活性化できたことであろう。そしてこれも数カ月前の話だが、サンフランシスコの湾岸地区におけるHaikuユーザグループの立ち上げをサポートした際にも、Drupal 5.0を使用したNORCAL-HUG Webサイトの構築を行った。この2つの事例を通じて私が学べたのは、プロジェクトを支えるコミュニティ活動をより活性化するツールとしてのDrupalの利用法である。

 Drupalでのパブリッシュ(コンテンツの公開)はすべてノードという単位を介して行う。各ノードは特定のコンテンツタイプに属し、各コンテンツタイプは一連のフィールド(タイトル、ボディ、アンカーなど)、設定(メニュー、パス、コメントの有無など)、ワークフロー(パブリッシュ済み、フロントページに移動済みなど)と関連づけられている。デフォルトのコンテンツタイプは、ブログエントリ、ページ(固定ページ用)、ストーリ(記事用)である。こうしたコンテンツタイプの追加は、デフォルトでインストールされるモジュール群(フォーラムトピック用のForumモジュールなど)を有効化するか、あるいは追加モジュール(Eventモジュールなど)を新たにインストールして有効化することによって行える。またユーザ独自のコンテンツタイプをカスタムのフィールド群とデフォルトの設定およびワークフローを付けて作成することも可能であり、例えばWebサイトにFAQページを追加したい場合はFAQというコンテンツタイプを作成し、そこにQuestion、Answer、Categoryフィールドを設けておけばいいだろう(実際にはこうした用途を想定したFAQモジュールが既に用意されている)。

 Drupalは強力な機能群をコアに据えた非常に高度なシステムであるが、これをコミュニティベースでのWebサイト構築に適した選択肢の1つとしているのは、豊富な機能拡張用のモジュールの存在と運用面での柔軟性と言っていいだろう。例えばGoogleにあるDrupal Tech Talkの説明(ビデオの再生)によると現状で1,200以上のモジュールが使用可能だとされている。

最終更新:2008年06月04日 17:07
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