同様の考察はUSBメモリ購入時にも当てはまるが、それらの用途がバックアップ用ドライブである場合は更なる要素を検討しなくてはならない。バックアップ目的で運用する以上、信頼性が確保されていると同時に、いざという場合の障害発生時にはその場で使用できて然るべきだからだ。また一方でメタデータを含めたデータ全体を保管しておきたければ、どのファイルシステムでも構わないという悠長なことは言っていられなくなる。その他にも外回り活動の多い仕事に就いている場合は、ポケットなどに常時携帯しておくという要素も検討に入れる必要があるはずだ。
私自身、バックアップからのリストアという作業とは長年無縁で過ごせてこれたのだが、その記録がついに潰えたのはこの2月の出来事であった(ただしハードドライブ自体の無事故運転歴は11年目に達しており今も記録延長中である)。今回はラップトップのファイルシステムが破損したため、作業途中のデータが一部失われてしまったのだが、問題はこの事故が外出先で発生したことだった。喪失したデータは全体から見ればわずかな量に過ぎなかったものの、普段の活動拠点から離れた場所でこうした状況に陥るのはかなり不便である。そのため将来的な再発時にはよりスムースに対処できるよう、ポケットサイズのハードドライブを携帯するようにしたのであった。
