リモートデスクトップ(から他)へのファイルや文書の移動では、2通りのオプションが用意されている。まず、Webベースのファイルマネージャが組み込まれていて、ブラウザからこれにアクセスできる。つまり、NXクライアントを使わなくてもファイルや文書のダウンロードとアップロードができる。また、DODはWebDAVプロトコルをサポートしていて、これにより、DODディスクをローカルフォルダとしてマウントし、使用できる。
リモートデスクトップに格納されているファイルを他のDODユーザと共有することも簡単にできる。共有させたいユーザを自分のアカウントに追加し、個々のファイルと文書の共有を有効にするだけでよい。
DODには幾通りかの料金プランがあるほか、28日間の無料試用コースもある。最も安い料金は4ポンド(約8ドル)で、これには5GBの格納スペースがついてくる。FirefoxとOpenOffice.orgは除かれていて、プラグインやサードパーティのアプリケーションをインストールすることもできない。最も高い料金は15ポンド(約30ドル)で、100GBの格納スペースとアプリケーション群がついてくる。
どこへ行くときも機能完備のLinuxデスクトップを携えていきたいという人に、Desktop on Demandはうってつけのソリューションだ。ただ、主要アプリケーションのバージョンの古さが難点になる。また、「ファイルや文書の保存に理想的なソリューション」というのがDODのうたい文句だが、その目的に使うだけなら、Amazon S3ベースのサービス(たとえば、Jungle Disk)のほうが安く、柔軟性に富んだソリューションと言える。
Dmitri Popovはフリーランスライター。ロシア、イギリス、アメリカ、ドイツ、デンマーク各国のコンピュータ雑誌に寄稿している。
