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違った味わいのディストリビューション SymphonyOne

2008年05月02日 09:51 Susan-Linton(2008年4月30日(水)) 1 2 3
 数年に及ぶ開発を経て、SymphonyOSは、今月、初の安定バージョンとなるSymphonyOne 2008.1をリリースした。SymphonyOSが初めて登場したのは3年前。そこに搭載されていたLinuxデスクトップは、従来のどのデスクトップとも異なっていた。それまでのLinuxデスクトップは(その「デスクトップ」という名に関わらず)要するに一種のシステム・フォルダーだった。これに対して、SymphonyOSのMezzoデスクトップ環境は現実のデスクにさらに似せて作られており、利用者に理解しやすいものとなっていたのだ。今回のリリースでは安定度が大きく向上し、KDE、GNOME、Fluxboxと並ぶデスクトップ環境になった。

 SymphonyOSは当初Knoppixをベースにしていたが、のちにDebian上での構築に切り替え、2008.1ではUbuntu 7.10がベースになっている。また、Jason Spisakが製作するMezzoはFVWM 2.5.21の上に構築されている。Ubuntu同様、このディストリビューションはLinux 2.6.22-14、Xorg 7.2、GCC 4.1.3を基盤としている。

デスクトップ

 Mezzoのメニュー・システムは、開発者たちが当初のリリースで考えていたものより少し従来型に近づいた。しかし、すべての操作が画面の最下段に置かれた1つのメニュー・ボタンから始まるのではなく、通常は使われていない部分を含む画面の四隅に操作ボタンを配置している点は変わらない。以前のリリースでは、四隅にあるボタンのいずれかをクリックするとメニューまたはタスク一覧がデスクトップ上のそれぞれ意味のある位置に透明な背景と共に開いたが、今回のリリースでは通常のメニューが現れる。

SymphonyOne1_thumb.jpg
SymphonyOS Tools

 右上の隅をクリックするとロケーションつまり場所のメニューが開き、System Drive、CD-ROM、Hard Drive、My Files、Documents、Downloadsなど、システムのさまざまな領域へのリンクが現れる。ただし、取り外し可能なメディアの項目をクリックしても自動的にはマウントされない。新たにセットしたCDはなぜか取り出すまで回転し続けるようだが、マウントされることはない。もちろん、CDやUSBキーをコマンド・ラインから自分でマウントすることはできる。

 左上のコーナーはシステム構成メニューで、Install/Remove Programs、Display、Network、Change Wallpaperなどの項目が並ぶ。そのほとんどはUbuntuのものと同じなので、お馴染みだろう。Install/Remove Programsは簡易なパッケージ管理アプリケーションだが、Synapticも含まれており、コマンドラインから起動することができる。新たにインストールしたアプリケーションは、デスクトップの再起動後にアプリケーション・メニューに現れる。試用では、デフォルトの壁紙など、画面の解像度よりも小さい背景にすると問題が発生した。拡大せずに、折り返されるのだ。幸い、SymphonyOneには、ほかにも素晴らしい背景がいくつか用意されている。

SymphonyOne2_thumb.jpg
SymphonyOS Apps

 左下のコーナーはアプリケーション・メニューで、VLC、Pidgin、Firefox、Terminal、Text Editor(gedit)などが用意されている。メディア・プレーヤーのVLCは音楽CDのほか、.bin、.avi、.mp3、.oggなど、さまざまな拡張子を持ったビデオも再生できたが、暗号化されたDVDを見ることはできなかった。SymphonyOneに付属しているアプリケーションはあまり多くないが、UbuntuのリポジトリーからInstall/Remove Programs、APT、Synapticでダウンロードすることができる。

 最後の右下のコーナーには電源ボタンがあり、Log Out、Reboot、Shut Downが選択可能。

 デスクトップには大きなアナログ時計ウィジェットが置かれている。移動や構成ができるほか、非表示にすることもできる。また、画面の上部中央には日付と時間が表示されている。ウィンドウを最小化すると従来のようにタスクバーに入るのではなく画面の最下段にサムネールとして並ぶが、この機能は気が利いている。

最終更新:2009年06月24日 13:49
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