今後
ccRELについて、CCはかなりの自信を持っているようだ。「我々は数年来さまざまな意見を聞いて十分に検討してきたし、ライセンスの実際に関する膨大なデータも持っている」
ともあれ、次のステップはccRELの利用促進であり、その成否が明らかになるのは数年後のことだ。Yerglerは「今、評価方法を検討しているところだ。漠然とした感触ではなく『我々は目的を達した』と言えるようにしたい」と言う。Yerglerら概説書の執筆者たちは今後数か月にわたってさまざまなカンファレンスでプレゼンテーションを続け、またツールのメーカーには実装を支援し、コンテンツ・サイトにはccRELを使うよう促していくことになる。Yergler以外の執筆者は、CCボード・オブ・ディレクターズのメンバーHal Abelson、CCテクニカル・アドバイザリー・ボードのメンバーBen Adida、CCバイスプレジデントのMike Linksvayer。
ところで、Yerglerによると、ccRELにはすでに受け入れられつつある兆候があるという。「これまでの勧告より順調だ。普及に役立ちそうなWebサイトがccRELやその実装方法に関心を持ち始めている。しかし、ソフトウェアでもコンテンツでも、ライセンスを提供しているほかの団体が、そのライセンスをccRELで記述してくれるようになればそれが真の成功だと思う。そうなれば大きな成功だ」
すでに、YerglerらCCのメンバーは、Free Software Foundationと、YerglerがCCよりも「フリー」の意味を限定的に考えていると言うフリー・カルチャー団体Freedom Definedに接触している。ただし、話し合いはまだ予備的段階だ。
CCライセンスをさらに限定的にせよという意見や、逆に緩和すべしという意見もある。Yerglerは「個人的には、我々は中間を狙ってかなり良い仕事をしたと思う。両極端にいる人は怒るだろうが。我々の仕事に完全に満足する人がいたとすれば、おそらく、一方に寄りすぎているのだ」
ともあれ、ccRELの採用を促進するためにやるべきことは山積している。今、言えることは、Creative Commonsは決然とスタートを切ったということだけだ。
