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Brad Neuberg氏とGoogle Gearsが描くWebの未来

2008年05月15日 11:31 Bruce-Byfield(2008年5月12日(月)) 1 2 3

 Neuberg氏は、Webの現状を合衆国憲法の歴史になぞらえている。合衆国が存続している大きな理由は合衆国憲法の第5条で修正の手続きがきちんと定められていることにある、との考えを示したうえで彼は言う。「Webは今後も利用され続けるだろう。だったら、更新メカニズムを確実に与えておこうではないか」

 容易な事態ではないことは、そうした変化を与えられる時間はあと少ししかない、というNeuberg氏の言葉に現われている。「流動的な状態が続いて事態を変えることができる期間はほんのわずかだ。ラジオの場合は1920年代、テレビでは1950年代がそうだった。それ以降は状況が固定化され、その結果を受け入れざるを得なくなる。今のところ、インターネットにはまだ柔軟性があり、我々の成果を加えられる余地がある」。しかし、更新の仕組みがなければ「過剰な修正が行われ、すべてを破棄しないとどうにもならないといった状況になりかねない。また、プロプライエタリなものに置き換えられるおそれもある」

 「GearsがそうしたWebの更新メカニズムになるとは限らない」とNeuberg氏は話す。また、どんな更新手段を追加しても、その他の新機能をWebのインフラストラクチャに追加するのと同じくらいの時間がかかるおそれがある。それでも彼は、Gearsやそれに類するものがWebのオープン性を守る最も容易な手段になり得ると信じている。「それがブラウザやプラットフォームに関係なく機能するものになれば、多数のバリエーションを追加するよりもずっと簡単に済む」。また、そうした機能の利用を促すための一般に認められた仕組みが存在するだけでも、それらの追加はずっと容易になるだろう。

 こうしたアイデア全体は緻密に計算された賭けであり、ほとんどの人がめったに考えることのない問題を解決する試みでもある。だが彼の主張は、その目新しさにもかかわらず、聞く者にすんなりと受け入れられる。

 「現役の開発者たちはとても感動してくれる。『この袋小路を抜け出して本当に面白いことに取り組みましょう』といった反応が返ってくる。我々はだれしもWebに依存している。うまくWebをまとめる方法を見つけないと、みんなが辛い思いをすることになるだろう」

Bruce Byfieldは、Linux.comに定期的に寄稿しているコンピュータ分野のジャーナリスト。

Linux.com 原文

最終更新:2008年07月15日 17:07