Puppy 4.00というリリースについては、最高度の総合評価を与えていいだろう。Puppy Linux 4.00は高速かつ信頼性に優れたディストリビューションに仕上がっており(私のシステムの場合は数日間トラブルフリーで動作している)、無線ネットワークへの接続機能、スキャナ接続用の新規ツール、マルチメディア用の各種コーデックなどを用意しつつ、必要最小限の機能が快適に動作するようまとめられており、比較的旧式のコンピュータであってもこれをインストールすることで実務に耐えるマシンへと生まれ変わるはずである。Puppyはまた、緊急時のレスキュー用CDないしOSとしても利用することができ、そのドキュメント類の整備状況も良好であるが、新規ユーザにとっては活発に活動しているオンラインフォーラムも頼りになるだろう。
その一方でPuppyに対する不満としては、ネットワークプリンタをサポートしていない点、ラップトップマシンのポインタパッド関連のマイナーな不具合が存在する点(私のマシンで見られたようなもの)、Network Wizardの設定でポートを切断できない点、デジタルカメラのサポートに関しては手作業での対処が必要な点を挙げることができる。ただしこれらの不備は致命的なバグというものではなく、むしろ私個人のPuppy 4.00に対する評価は、常に手元に置いておきたい必要最小限の軽量型Linuxディストリビューションの1つと見なしているくらいだ。
Dennis L. Ericsonはリアルタイム組み込みシステムを専門とするソフトウェアエンジニアであり、現在はコネティカット州ウェストハートフォードに在住している。
