rTorrentにScreenを併用した運用法
rTorrentがその真価を発揮するのは、仮想ターミナルに接続して実質的なインタラクティブシェルとして機能するScreenとのコンビネーションで運用させた場合である。これによりユーザはターミナルセッションを切断しつつも、当該セッションにて行うすべてを自動実行できるようになるのだ。Screenの入手法については、メジャーディストリビューションであればパッケージ管理システムから取得できる可能性が高いが、用意されていない場合はソースコードからのインストールを行えばいい。
Screenセッションの開始は、ターミナルを開いてscreenと入力することで行う。ただしScreenを起動しても、その直後に表示されるのはプロンプトが出力されただけのクリアな画面であり、起動前後の違いがあまり感じられないかもしれないが、この段階で既にrTorrentなどのプロセスおよび、各自のシステムにて使用可能なコマンドを実行可能な状態となっているのである。
セッションをデタッチするには、Ctrl-Aに続けてCtrl-Dを押せばいい。1つ目のCtrl-Aは次のキー入力がコマンドであることをScreenに宣言するための操作であり、2つ目のCtrl-Dがデタッチ(detach)コマンドである。そしてこうしてデタッチしたセッションについては、その他の致命的な障害が発生しない限り、実行中であった処理が継続され続けるようになっているのだ。
セッションへの接続を再開する場合は、まず-lsパラメータ(screen -ls)を用いて、現在実行中のセッションを一覧させてターゲットとするセッション名を確認する必要がある。その後は下記のように-rパラメータを用いて、該当するセッション名を指定すればいい。
screen -r 12345.pts-1.machine
なお実行中のセッションが1つだけしかない場合、-rパラメータでのセッション名指定は省略できる。
Screenで実行可能な操作はこの場でとても説明しきれるものではないが、詳細についてはマニュアルページを参照して頂きたい。
こうしたrTorrentとScreenという組み合わせは、確かにそれほど人目を引くようなBitTorrentの利用法ではないかもしれないが、機能と実用性という観点においてこれに勝る選択肢はそう簡単に見つからないはずだ。
Chad Filesは、10年以上のアプリケーション構築経験を有するソフトウェア開発者兼ライターであり、現在は様々なオープンソース系プロジェクトに開発者として参加している。
